調教師でも馬の内臓の状態まではわからない

30年前に某著名な競馬解説者に会いに行った。競馬とは無縁の仕事をしていたが会っていただけたことはうれしかった。びっくりしたのはその人と生年月日が全く一緒だった事。その方が調教師から言われたことがタイトルにある言葉。

馬の内面の状態も把握できないだけでなく、レース直前に他の馬に嚙まれたり発情したり雷に驚いたりと馬券を買う立場から見ると不確定要素が多いのが競馬。そんな混沌の中から何とか自分の予想の正当性を見つけようと苦心している。その苦心してたてた予想が的中すると歓喜となりはずれると強い絶望感が生まれる。競馬は男たちの心を揺さぶり続けている。魔力としかいいようがない。

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