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コロナで神社に行けないときは

緊急事態宣言から2週間以上が経過しました。

あなたも自宅で元気でおすごしですか。

浦幌神社・乳神神社 背古宗敬の宮司一筆です。

政府は、国民の努力がより一層必要な状況だとして、
改めて行動を見直すよう求め、
外出自粛への協力を重ねて呼びかけました。

全国各地の神社でもお祭りの参列を中止にしたり、
特にたくさん人が集まる神社では、
ご祈祷(きとう)、
お札(ふだ)・お守り・御朱印(ごしゅいん)の授与(じゅよ)を
お休みにして、感染防止に努めております。

神社を心のより処とされている
あなたにとっては、
神社へお参りできなくなることは、辛いことかもしれません。
しかし、神様はそこから、いなくならないので大丈夫です。

あまり歴史の古くない当社でも
ご鎮座されて124年、
浦幌町から神様は出ていったりはしていません。
昔から何も変わらず、
あなたをお守りくださっております。

外出の自粛によって
神社へお参りできない場合は、
ご自宅の神棚(かみだな)を通じて、
心静かに平穏(へいおん)無事をお祈り下さい。

神道では、「遥拝」(ようはい)ということができます。
「遥拝」(ようはい)とは、
遠く離れた所から、神様を仰ぎ、遥かに拝むことです。

浦幌神社・乳神神社で解かりやすくいいますと、
東京から浦幌神社・乳神神社に行けなくても、
自宅の神棚から、
浦幌神社・乳神神社の神様をイメージして、
あがめ、うやまいながらお参りすることも可能です。
「遥拝」も参拝方法のひとつといえます。


もし、神棚がない場合は、
お参りしたい神社の方角を向いて拝むとよいでしょう。
それだけで、
そこの神社の神様と繋がることができるのです。

まだ、神棚をおまつりしていない方は、
今回を機会におまつりしてみたらいかがでしょうか。

では、なぜ、神棚をまつるとよいのでしょうか。

ご家庭に神棚を設けて、
お神札(ふだ)をおまつりすることで、
日常生活に「祈りの場」が生まれます。
人は祈ることで、
正直な自分に立ちかえることができ、
「感謝の心」や「おもいやりの心」を
取り戻すことができます。
日常生活の中に「祈りの場」を持つことで、
心が豊かになり、
今、頂いている「ご縁」や「幸せ」を
素直に「ありがたい」と感じられるようになるからです。

ここがポイントです。
神棚をまつると「幸せ」になる
のではなく、
すでに頂いている「幸せ」に気が付くことができ、
感謝の心が生まれるということです。

感謝する心を忘れていくと
どんどん人が離れていきます。
人が離れていくと人間不信に陥り、
あなたの心が壊れていきます。

このように、
神様やご先祖様にお祈りすることで、
自分自身の心も自然と整えられていくのです。

今、世界中が不安の中になります。
不安な気持ちを祈りに変えることで、
明日への希望が少し見えてくるのではないでしょうか。
神様は、昔から、
あなたから離れずに守ってくれています。
「安」らかな「心」で祈ることで、「安心」が生まれます。



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