見出し画像

閑古鳥(かんこどり)

「閑古鳥(かんこどり)が鳴く」
最近、よく耳にする言葉です。
では、閑古鳥は実在する鳥なのでしょうか。

浦幌神社・乳神神社 背古宗敬の宮司一筆。

調べてみますと
「閑古鳥」とは、
「カッコウ」のことでした。

ことわざの意味は、
人があまり集まらなくて、さびしい様子。
特に商売などが流行らず、さびれている様子。

まさに今の状況です。

人里離れた静かな山間で、
カッコウのさえずりが寂しげに響くさまから、
そのように言われるようになったそうです。

コロナウイルスの収束に向け、
国を挙げて感染防止に
つとめているところではありますが、
収束が見通せない状況に、
あなたも不安が募るばかりだと思います。

特に商店、飲食店、観光業などは、
人、物、お金の流れが滞り、
未だかつてない状況に追い込まれています。

そんな中であっても、
この空白を取り戻すために、
あなたも頑張っていることと思います。

大変なこの状況下であったとしても、
自分にとって、
「良く」とらえるか、
「悪く」とらえるか、
 考え方次第で、
行動が変わってくると思います。

つまり、
言葉をかえれば、
自分の「こころ」の置きどころ次第で、
良くもなり、悪くもなるということです。

「閑古鳥が鳴く」
の対義語を調べてみますと
「門前市を成す」(もんぜんいちをなす)
とありました。

ことわざの意味は、
門前に市場でも開いているかのように
人や車馬が群がる様子。
地位や名声を慕って多くの人が集まる様子。

栄えて賑やかな状況です。

いつまでも「こころ」の中に、
「閑古鳥が鳴いている」のではなく、
「門前市を成す」イメージを描きましょう。

とにかく、
積極的に、
プラス思考で、
「今できること」
「今しかできないこと」
を皆で頑張っていくしかないですね。

一昨日、
境内に咲く、ヘメロカリスの手入れを致しました。
近年、花に元気がなくなってきたので、
土を入れ替え、肥料をあげました。
綺麗な花を咲かすには、土壌が大事です。
また、元気に綺麗な花を咲かせてほしいと思います。

どんなに小さいことでも、
今やるべきことを
今しっかりとやっていくことで、
今感じている不安を一つ一つ消していくしかないですね。

時期がきたら、
綺麗な花が咲くように、
今のあなたの努力が実りますように。
今のあなたの努力が笑顔に繋がりますように。
日々お祈りしております。
ヘメロカリスの花は、7月中旬頃から咲きだします。
お楽しみに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?