新潟交通の値上げに関する市民公聴会参加してみた(10)

市内でも上限運賃と言うのが設定されているのがある。
これはあまりにも高額になると問題と言うことからだそうで、新潟市の場合には市内で直通での場合には660円とかその辺だったようです。

該当するのは
南区の旧潟東村や旧月潟村のエリアなど旧白根市を超えていくところがだいたいそんな感じ。
あとは秋葉区の旧小須戸町のエリアが該当するかな。

なかなか遠いです。
この辺まで行くと新潟市?って言う感じより「新潟に行く」と言うのではなかろうか?レベル。高速道路での移動とか当たり前ゾーン。

この辺から出た有名な人と言えば元議員の金子恵美さんでしょうかね…

この辺は昔、新潟交通の電車が走っていたそうです。
その当時と今は当然全く違う世界があって、乗る人も変わっている。

現在660円の運賃が740円に

さすがにここまで来ると市内の移動とは言え往復で1500円近くです。赤字とは言えなかなかつらいかも。

どこぞの「北総」ではないけど「忘れるな無くすな定期券」と言うくらいに重みが出てくる。ちなみに定期券通勤1ヶ月だと31,080円と言う大台に乗ってきます。

旧新潟市で高い60円の値上げ幅があった新潟駅前→松浜でさえ通勤1ヶ月でも22,260円なのを見てしまうと同じ市内とは言えこれは手痛い。



そしてここも誰も出てこないんだよね。
結構切実だと思うのだけど、中心部のうるさい人だけの意思で報じられてしまって「本当に値上げで苦しむエリア」の人ほど誰も出てこないと言うのに

新潟市の末期症状を感じました




参考までに公聴会の意見要望で出てきたものに

・政令市はみんな交通局がある

って声があって、調べたところそんなことはなく
なんだったら「公営から民営へ」と言うのが進んでいるのだけどどうやら情報のアップデートってされないんだなって感じでした

ちなみに
千葉・相模原・静岡・浜松・堺・岡山・広島 は存在せず
大阪 はかつてあったけど民営化されバスと地下鉄は別々になった
熊本 はバスは民間に、路面電車は上限分離が決定している
札幌 もバスは民間に行き、地下鉄だけを担当している

そう思うと平成の大合併でできた政令指定都市だけではなく
結構前に政令指定都市になったところでさえ民営化したりしている

交通局にして市が関与しろと言う声は、一面ではいいのかも知れないけど今度は「採算取れなくてもやれ」と言うことを住民が公営企業なんだからやれと言うことにも繋がってしまい、民間から公営ってなかなかないものではある。
大きな行政府と小さな行政府との考え方なのかな?ってのも感じたし、政治的な主義主張があるのかわからないけどまるで共産主義社会主義みたいな感じでどこまでも行政が関与しろと言うのも何だか違うのかなと。

まずは財務状況をちゃんと周知することがだいじだし、マスコミは「声のでかい老害の声だけを載せる」のではなく短い時間であっても財務に関してをわかりやすく伝える必要もあると思った。


これを書いておこうと思ったのは、報道を見ると恣意的にカットしてるのが凄く多くて「市民は値上げに反対している」は確かにそうなんだけど、すべての区から集まってきたわけじゃないメンツ(なんだったら沼垂・しもまち周辺)が引っ掻き回して、新潟交通担当者と顔見知りでまったくもって公平性のある話ではなかったことから。

運転士の確保と言う必要がある中でそれは別のニュースではあったけど、それに関して補助しようとかそんな話でもなくただただ新潟交通を叩くそんな会だったので

マスコミ信用しちゃいけないんだな

そんな印象。
そして


老害ども、数字も読めないなら黙って隠居しておれ


そう思った
流石にこの数字で黒字だ黒字だと言えるその感覚が
普通に働いている私からは理解できない


なによりも運転士の方の苦労を普段バスを使う中で見ているので可哀想にしか思えず(だいたいトラブル起こしてるの高齢者ばかり)


「正当な理由のある根拠がある値上げは適正にされていい」

その結果、倒産したり従業員が賃金抑制により見切りをつけて退職してしまっては代わりやれるのか?とも言いたい

現役世代を安く酷使するのは違うよね、と言う意味で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?