見出し画像

新潟交通の値上げに関する市民公聴会参加してみた(3)~老害とマスコミ酷い

人間、誰しも値上げってされたくはないのだけど
屋台骨の事業が大赤字になっていて、他の収益で補填をしていてなんとか黒字って状態、商売をしている人や数字を扱う人だとおそらく「やべえよ」ってのはわかるとは思うんですよね

会社員が給料少なくて副業しまくって借金抱えてもなんとか倒れずにいると言うのに近いのかな?とざっくり表現するならそうでしょう

新潟交通の決算の数字を見た時に
収益がある不動産事業って「万代シテイ」と言う土地があり、そこに付随していろいろ建物がありそこからの収益があるから営業利益があがってる

肝心の運輸は大赤字で近似値の赤字は旅館事業。ホテルなどもやってる新潟交通グループ。旅行事業に関してもツアーをやってるので両方コロナ影響。そうでなくても「赤字傾向」なので本当に不動産事業で赤字補てん出来ていると言う持っているものに恵まれている会社とも言えなくない

そしてこの状況なのに「黒字なんだから客に還元しろ」と言う感覚がまずもって老害新潟市民の感覚のズレを感じてしまったのだよね
株主のものでもあるのだから還元しろと言うなら「新潟交通の株を買え」ってのを感じます

とは言え炎上するのにも1つ理由があって「コロナの新潟市の緊急支援事業」で公金が投入されたのですがそんなの吹っ飛ぶくらいの勢いで赤字です
なんだったらあるから倒れるまでには至らずバスは動いていると言うのが現状なんだけど、それが老害には理解されない

事業の経費構成からしてもどうやっても「運転士」がいないとバスが稼働しないのだから人件費の比率が高いのは乗合バス事業では典型的なもので、同じように人件費が大きな負担なのって運送系に限らず福祉系とかもだし人手がないと回らない系は皆そうなんだよね…
ちなみにコロナ禍の累計経常損失は 2,039百万円 と言うことでコロナ倒産まで行かずとも早晩限界値はやってくるのは確実


ただ、それを老害はわからない(認識しない・感情論でしか動かない)のと
マスコミはそこを誇張するのでやればやるほど「新潟交通」としては批判に晒されてテレビはこう言ってるのに値上げするのかよ!とまた罵声と言う悪循環なんですよね

需要予測も新潟市の総人口の推移からの将来予測が示されていたし
なんだったら60歳未満の新潟県における大型二種免許の保持者の数まで示されましたのでケチつけようと息巻いてきた人は全く聞いてないんだろうけど

かなりエグい数字のオンパレードでした

当然ながら新潟交通としてもただ何もせず値上げと言ってるのではなく
普段バスを使う人なら路線にもよるとは思うのだけど「中古車遭遇率」って上がっていると思います。
私が乗っていて旧会社のステッカーを貼っていたのを見かけたのが
東京ベイシティ交通と京阪バスがありました

別にバスヲタではないので見た感じいつものバスと座席の感じ(配置)が違うな、とか乗り口が何だかちょっと違う程度の違和感からだったのですが
ぼーっと車内を見ていた時に偶然見つけたのですが、当然それ以外も中古車両は入れているでしょう
その説明もなされて寒冷積雪対応ではない地域の中古車をどうにかして酷使していることの説明もあり、大半の「一般社会人」であれば割と危機的数字や合理化の努力の説明で無策ではないのは伝わると思うがそうじゃないのが老害だった…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?