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秋の吉野

春の桜が有名で、一度行きたいと思いつつ、なかなか機会がなくてまだ行ったことがなかったのですが、先日別の事を調べていた時に、偶然金峯山寺の特別公開の記事を読み、11月中というので行ってきました。

所々で雲海が出ていた

朝はそれなりに冷えていましたが、日が昇ってくると大分暑かったです。吉野までの道はかなり整備されていて、特に問題なく運転して行けました。すれ違いが困難な道は駐車場までほぼないです。名古屋方面からだと途中山道が続きますが、近くなると開けてきます。
駐車場は吉野神宮、村上義光公のお墓を抜けた後に右側にある大きな駐車場のことです。駐車料金は1000円でした。そこから先は車両通行止めになっていて、奥に家がある住民の方や、奥の宿に宿泊している人は通行可能のようです。駐車場ではそこから歩いて20分と言われましたが、まあそのくらいでした。お店が途中いろいろあるので、風景も観ながら飽きずに坂道を歩いて行けます。

駐車場はこの右奥。ここから歩いていきます。
最初の門。まだ登ります。ケーブルカーの駅が出てきたらあと半分くらいです。
銅門
ここまできたらあと少し。右に行くとそこそこ急な上り坂で100mほど、左はゆるやかな坂で 250mほど。私は右へ行きました。

現在仁王門は修復工事中で、その関連で行っているようです。

紅葉も少しですが観られました
ようやく到着です。蔵王堂。朝の9時ころでしたが、結構にぎわっていました。

本尊である金剛蔵王大権現を特別御開帳していて、秘仏なので普段は非公開なため、一度見てみたいと思っていました。

堂内撮影は禁止のため、駐車場近くのポスターから。右上が秘仏金剛蔵王大権現です。鈴木亮平に白シャツ着せて奈良旅企画した人センス良すぎるな。ありがとうございます。

権現と言うのは仮の姿なんだそうで、パンフレットを読んだらこの3体の仏さまは「釈迦如来」「千手観音」「弥勒菩薩」が忿怒の相に変化している状態だそうです。確かに怒ったような迫力ある顔なのですが、なんとなく怖くないというか、安心するような大きさを感じるのはそのせいなのかもしれません。

入口では靴を入れるエコバックと木札とパンフレットをいただけます。

とにかく大きな仏様で、全体像がポスターのようにうまく観ることができませんが、まあ秘仏なので少しでもお姿が拝めるだけでもよかったです。ちなみにこの金峯山寺は天海もいたことがあるお寺で、木像が置かれていました。

このお店でくず餅を食べました。美味しかった。
めちゃくちゃ柔らかくて美味しい。黒蜜つけなくても美味しい

くず餅は食べて帰りたいと来る前から思っていて、ようやく食べました。駐車場近くのお店です。くずきりには和三盆糖で出来た干菓子みたいなのがついていたんですが、作り立て?というので??と思って食べたところ、これまた口に入れた瞬間消えるような滑らかさでむちゃくちゃ美味しかったです。景色の良いカウンター席でゆっくりできます。桜の時期はどんな感じなのか、今回のようにゆっくりはできないと思うけど、また来てみたいです。

その後は大神神社と明日香の石舞台を散策しました。

大神神社と書いて「おおみわじんじゃ」と読むらしい。
近くにあった変わり種自販機。クレープと焼きいもが売っている中、よく見ると3円でケチャップも売っていて、買いたくなった…
石舞台
石舞台の中。馬子のお墓って本当なんだろうか
近くの売店にいた。やんのかパンダ。

最後にお土産に柿の葉寿司でも、と思い、たまたま通りがかった道の横に小さな販売所があったので立ち寄ったんですが、そこがまさかの山の辺さんでした。実は前からこのお店の紅葉柿の葉寿司を食べたいと思っていたものの、ネット予約はあっという間に売り切れるし、諦めていたので偶然の出会いに感激しました。しかも前の人の様子から確実に買えそうな予感。

目の前で中身を見せてくれた後、ささっと包んでくれます。
感激の美しさ

私の後に来た男性の方が、私に「何を買うんですか?」と聞いてきたので、ミックスを20個と言ったところ、お店の人に注文してくれて、素早く対応してもらえました。常連さんなのかな?
お寿司はその日握ったものなら3日もつと言われましたが、帰ってすぐ食べました。酢飯は控えめなタイプですが、優しい味で美味しいです。

食べ終わった後も美しい。ごちそうさまでした。

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