見出し画像

ござの日2023感想「音」


ピアノの音

ござさんの生音を初めて聞いた。
20230527
かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールにて。
昼公演夜公演両方とも聞けるという幸せに感謝✨
昼公演の座席は11列目23番。
ここがなんと、とても良い席だったの。傾斜のある配置だから、舞台を見るのになにも遮るものはなく、そしてスタインウェイの蓋の真ん前。今までで、一番舞台に近い。
ござさんが、登場して、いつものようにヒラヒラと鍵盤の上を踊る指。
ここで驚いたの、ござさん、こんな音出すの?って。やわらかく響く低音。高い音も小さい音も、丁寧に磨きこまれた真珠のかがやきみたい。いつものクリスタルなキラキラした音だけでなく、こんな音も出すんだ🎵スタインウェイだから?でも、そうというより、ござさんの弾き方、力のかけ方気持ちのこめ方、のような気がする。練習して練習して練習してこの音を出してるんだ。そう思った。
そしてこの席では、低音から高音まで、すべての音が素直に聞こえてきた。だから、例えば、Tankにしてもミックスナッツにしても、この楽曲のすべての音を弾いているござさんのピアノの音がすべて、バランスよく耳に入ってくる。大きい音も小さい音も短い音も長い音もすべてのバランスが整っている。
もう、最初の宝島から、私は夢中になって聴いていた。浴びていた。

そして夜公演
席はなんと4列目17番。
私史上最もござさんに、近づく!
でも、フラットなので前の座席の人の頭が邪魔😢お手々も左手が角度的に見えにくい。近いだけに、なんかちょっと残念な気持ち(贅沢)
この席で聞こえてくるのは、圧倒的に低音だった。うねるような唸るような低音がはっきりと私の耳にねじ込まれてきた。高い音はキラキラの音は良く聞き取れたけど、小さめの音とかはスルーしてたんじゃないかな?
ござさんのピアノの低音域が大好きだから、この席の音も、また、よき、だったね。

やっぱり生の音はいい。アンプを通して、ズシンとお腹に響く低音やどこまでも広がっていく高い音キラキラふりかけの音もいいけど、ゴーストノートで連続して聞こえる音とか、装飾的な細かい音は、たぶん生の方がしっかり受け取れる。
桜音夜は、川面をうめ尽くしながら流れる花びらのようだったけど、
今回は、音が、目に見えない濃密な何かになって空間を満たしていくようなそんなイメージだった。だから、切り絵用に2次元的なイメージが難しい。字に書こうと思ったのは、そのせいなのかも知れない。
以上



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?