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トキ(2024/05/09)

作業机これにしたい


こんにちは、浦風です。
駅のホームにある自販機で水を買おうと思ったら気になる商品を見つけました。

トキ?


青森りんご トキ
ストレート果汁100%…?

それはもうトキというりんごを1つ190円で買って食べるのと変わりないので、最近りんご食べてないなと思った私は水ではなくトキ果汁を購入しました。
後から思えば、このとき水も一緒に買えば良かったです。結論から言うとトキが美味しすぎて2秒で飲み干してしまったので。

先に感想言わせてください。

トキ、美味しすぎる。
トキ、トキ、美味しすぎるよトキ。

パッケージに載っているトキは黄色い皮で中身部分は白い。液体は薄い山吹色にほんの少しピンクを落としたような、桃のようなトロッと感を彷彿させる色みをしていた。見るからに濃厚ですという顔をしている。
泡だてないように気をつけながらちゃぷちゃぷとよく振って、期待を込めてパキと蓋を開ける。

ア…良い香りだ……。

香水のテスターを専用の紙に振りかけて香りを楽しむみたいに小さなペットボトルを鼻の前で揺らす行為を駅のホームですると思わなかった。この時点でもう190円以上楽しんでいる。(ちなみに香水の試香紙はムエットというらしい)

トキ、酸味はほぼ無く、飴玉を口の中で転がした際に感じるようなツルッとした甘みがする。それでいて口から喉に移動したらサラッといなくなってしまう後味のスッキリさよ。飲み込んでシャキッとするわけじゃなく、トキいなくなっちゃった…とこちらにその面影を探させるほどに魅力が詰まってる。

冒頭、2秒で飲み干したと書いたが、本当に体感2秒だった。飲んだらトキはいなくなるし、飲まないとトキには会えないし、これを繰り返して2秒。乗ろうと思っていた電車は見送ったけど確かに2秒だったのだ。何かに夢中になっていると時間の進みが早く感じるとはよく言う。まさに私はトキに夢中だった。

他の駅にも売っていないのかと調べたら、なんと東京駅にこの青森りんごシリーズだけが販売しているりんご自販機というものがあるらしい。私が夢中になったトキ以外に、ふじ、つがる、世界一(世界一?!)といった品種があり、この世界一という商品だけは一度に買えるのは5本までという個数制限も設けられているようだ。

なーる、行くしか。
空っぽになったトキのペットボトルを鞄に詰め、この後の予定を変更して東京駅に向かう。


ではまた。

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