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端午(2024/05/05)

ピヨ


こんにちは、浦風です。
近所の商店街にある和菓子屋さんが珍しく朝から大行列を作っていたので何事かと店先を覗いたら、普段お団子や羊羹が並んでいるショーウィンドウの隅から隅まで綺麗な柏餅がずらっと並んでいました。そこで今日が5月5日だと気づけました。端午の節句、良い日ですね。

今日は数少ない友達の中で1番親しい子と、原っぱで寝たり喋ったりご飯を食べたり散歩したりしました。5月にしては強めにギラと降り注ぐ日差しの元で大好きな友達と食べるメルヘンのサンドイッチはいつもよりも瑞々しく感じる。


まだ明るく、もう涼しい午後17時頃。
解散するには少し早いとのことで、街をフラフラ散歩していたらこぢんまりとした不動産屋がありました。不動産屋の外壁にはその近辺の空き部屋の間取りがずらっと掲載されており、何となく2人でそれをまじまじ見て、何となく2人で住むならの話をしました。折半って考えると この家賃でも全然いけるな〜とか、こっちの和室もらっていい?とか、ここシェアOKって書いてあるよとか。

そうやって2人とも軽い気持ちで理想の部屋について話している時にパッと目に留まったのは最寄り駅から徒歩9分の3LDK。1人1部屋あってさらにプラス1部屋あるの余裕あって良いな〜と、2人で暮らした時のことを想像してみたら結構楽しそうでルームシェアってなかなかアリだなと思えてきました。

その時、その子が「ね、3LDKに一緒に住もうよ。…なんかプロポーズみたいだね!」ってフッとリラックスしたように柔らかく私に笑いかけました。
その子にとってはただその瞬間思いついただけかもしれないのですが、私はなんだか許されたような、その場の冗談だったとしても君と一緒に過ごすのが楽しいよと肯定されたようで何とも嬉しかったのです。

今この日記を書きながら、あれが私の人生における幸せのピークだったとしてもまあいいかもなと思っていますし、あの時「プロポーズみたいだね!」と笑いかけたあの子にもし「いいよ、一緒に住もっか」と返していたらどうなっていたのか少しだけ気になります。

根性無しなので言えるはずがないんですけどね。



ではまた。

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