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神さまとお話

神さま?

 天使さまとお話が出来るようになって、間もない頃の出来事。
 夜横になってると、頭にあるイメージが入ってきました。
それは、中世ヨーロッパの王様のようなかっちゅを着てる感じの出立で、玉座に座っているものでした。まるで、タロットカードの皇帝のイラストのような姿でした。
何だろうこのイメージは…と思っていると
 『私はルイ13世だ私の声が聞こえているか』
そう語りかけて来たのでした。
「き、聞こえてます」
そうこたえると
『天使と話が出来る者がおると聞いて来てみたのだが、本当に話が出来るとはな。面白い」
「は、はぁ…」
でもなんだか違和感があったのです。
最初は、それがなんなのかが分からないでいたのですが、それは直ぐに分かったのです。
その違和感というのが、顔が何となく象の顔のイメージも一緒に入ってくる感じがしたのです。
象の顔…何か何処かで見覚えがあるなぁ。
以前印度カレー屋で働いていた時に、厨房の壁に貼ってあった神さまを思い出しました。
あっガネーシャさまだ!
そう思った時に、ルイ13世と名乗る人物が
『ハハハハハッ』
と笑いだしたのです。
『おぬしは勘がいいな。面白い気に入った。いかにもわしは、ガネーシャだ」
「ガ、ガネーシャさま?本当ですか?」
神さまとお話ができるなんて、僕は信じられませんでした。
『事実だ。イメージに集中してみろ』
ガネーシャさまの言う通りに集中してみると、顔は象、腕は6本のガネーシャさまのお姿に変わっていました。
「本当だ…ガネーシャさまだ…失礼はなかったかな…」
そんな事を思っていると
『大丈夫、大丈夫だ。ハハハハハ』
神さまとお話が出来るなんて…こんな有難いことが起こるなんて…。
そう思っていると、スーウッとお姿が消えてしまいました。
嗚呼帰られてしまった…。
でも凄い経験をしてしまったとその日はとても感動してました。
その時はそう思ってました。

それでいいんですか?

ある日、ガネーシャさまが中心で物語が進む自己啓発本を読んでると、突然ガネーシャさまから話しかけられました。
『その言葉面白いな』
「え、この関西弁のことですか?」
『そうだその喋り方気に入った。これからその喋り方で話すわ」
「お辞めになられた方がいいと思いますよ」
『何でやねん。ええやん気にいってもうたんやから』
「でもあの神さまっぽくないですし、何か気が抜けるというか、神々しさがないと言いますか…」
『自分が何と言おうが、わしはこれで行くで』
「わかりました」

 ガネーシャさまが、関西弁を気に入ってしまうなんて…。
何か神さまとお話してる感じがしませんがしょうがないですね。
ガネーシャさまがそうしたいとおっしゃるのだから…。
この日からガネーシャさまは、関西弁で話しかけてくださるようになったのです。

#神様 #スピリチュアル #ガネーシャ様


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