🦌🐙物語〜第6話〜
次の日。
結局朝まで飲み会に付き合わされたうらちゃんは、昼過ぎまで寝ていました。
はぁ〜…よく寝た〜。
でも昨日は盛り上がったなぁ〜。
ロボくんいいキャラだし、
ブレンダも元気出て何よりだ♪
遅い朝ごはんでも食べようとして準備をしながら
何気なくスマホを見ると、
ブレンダからLINEが来ていました。
…!?!?
ブレンダからのLINEを見て、
あまりの驚きに一気に目が覚めました。
え…!?うそでしょ!?
うらちゃんは慌てて支度を整えブレンダの所に向かいました。
そして、勢いよくブレンダのお家の扉を開けました。
ガチャッ!!!
うらちゃん「ちょ、ブレンダどういう事!?
この島を出るって…!!!本気なの!?」
ブレンダは、
荷造りをしていました。
うらちゃん「そんなどうして急に!?!?
また昨日見たく楽しく過ごそうよ!?この島にいたらまた楽しいことたくさん見つかるよ!?
…やっぱり、ブルースがいるから?
…会うのがつらいから行っちゃうの…?
ブレンダいないの寂しいよ…うわーん!!!」
うらちゃんは泣き出してしまいました。
ブレンダ『あらあら。泣かないで…私まで泣きたくなるわ。
それに、島を出るのはブルースの事でじゃないわよ☺️』
うらちゃん「…じゃあどうして!?🥺」
ブレンダ『…ふふっ。私ね、女優になりたいの。
それで、ずっと入りたかった女優の事務所のオーディションが、明日から別の島で始まるのよ☺️
だから、
ブルースに振られようが振られまいが、この日に島を出ることは決まっていたの。
…あなたにはずっと言おう言おうと思っていたのだけれど、あなたが悲しむと思ったら結局言えずにこの日を迎えてしまったの。本当にごめんなさい』
うらちゃん「…女優のオーディション…?
…すごいよブレンダ😭
ついに夢に向かって踏み出すんだね…。
…うっ。ブレンダいなくなるのとても寂しいけど、でも、それなら応援する😭」
うらちゃんは、ズビーッと鼻をかみ、
泣くのを辞めました。
ブレンダ『…昨日は朝まで本当にありがとう。
とても楽しかったわ!!
ロボにもありがとうって伝えておいてね☺️
…あと、ブルースにも☺️
…私、とっても有名な女優になるから!!』
そう言ったブレンダの瞳にも、
涙が輝いていました。
うらちゃん「…うん!分かった!!✨
…離れてても、ずっとずっと応援してるからね!!たまにLINEよこしてね!☺️」
荷造りも終わり、
またうらちゃんは少し泣いてしまいましたが、
空港までブレンダを送っていきました。
うらちゃん「…また、会おうね」
ブレンダ『うん。必ず。』
うらちゃん「明日から、オーディション頑張ってね!!」
ブレンダ『分かったわ。必ず受かってみせるわ✨
次に会う時はテレビや雑誌の中の私かもしれないわよ?』
うらちゃん「…ふふっ!楽しみにしてる!☺️」
そう会話して、2人は笑顔で別れました。
…ブレンダ、行っちゃった…。
うらちゃんは寂しさをこらえながら、
海岸を歩きました。
すると、綺麗な夕日が。
…キレイ。
ブレンダも、この夕日見てるかな…。
よし、私もこの島で、
やりたい事見つけなきゃ!!
ブレンダみたいに前に進もう!
そう決心して、うらちゃんは家路につきました。
第6話〜完~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?