推したいんだよ01

推しに対する「待って無理しんどい本当に無理好き」を解析する。

唐突に言葉が見つからないことがある。
それは本当に驚くことを言われた時、心揺さぶられた時、一瞬にして脳内から発言に必要な語彙の全てが失われる瞬間が、ある。

心は先走る。感情だけが5メートル先を行く。光の速さで。到底私は追いつけない。己の心に、私は追いつけない。
息がつまる、止めている場合ではない。息を吸う、何か言わなければ。息を吐く、せめてまともに喉を震わせてくれ。

「待って無理しんどい本当に無理好き………………………」

結論を言おう。
上記のような「好き」に至るまでどうしたと思われる前置きを冷静な時に見返して、こういう心で言っていますという話です。
珍しく短めです。

公式が最大手、という言葉がある。
どなたが言い出したかわからないが素晴らしい言葉だ。
特に現在進行形で現存する対象を擬人化畑から眺めている時、公式の動き一つでたやすく床を転がるしかない我々にとってこれ以上なく的確な言葉であるとも言える。
中の人ごめんなさいいつもお世話になっていますいつまでも末長く存在していてください。

さて1枚目の画像をご覧いただきたい。
これでも精一杯に輪をかけて大変優秀な結果とも言える第一声である。そもこれだけの言葉の数を絞りだせることはごく稀だが、それはそれとして。

見る限り最後の「好き」を疑わざるをえないようなネガティブオンパレードである。無理ってなんだ無理って。
いやでも無理なんだよ。推しに対して冷静でいられるか。打ちっ放しでカーニングすらまともにしてないんだぞ、察してくれ。

少なくとも私は画面越しでないと無理である。
一枚フィルターが欲しい、物理的な。
平素、眼鏡をかけててよかった。心の眼鏡は頻繁に割れている。

この画像にできる限り慎重に言葉を選んだ上での感情を乗せたものが2枚目の画像である。

大変目に痛い、鮮やかすぎる色を選んでしまった点については平にご容赦願いたい。近視の乱視で眼鏡を外せば住宅街の街頭ですら100万ドルの夜景になるようなブレブレの視界を生きている人間である。
世界は常に眩しいです。推しはもっと眩しいです。あとJPEG劣化がすごいですね、反省。

ここまで述べておいてなんだが、あくまで一個人の感情なので「いやもっと的確な表現がある」とか「こう言った感情がある」とか、そういうあなたの心の動きは大切にしていただきたい。
少なくとも私がどこそこで「無理」とか言っていても、その前に受けた衝撃の中身が推しに関することであるならばそれは上記のような意味であることだけご理解いただければ幸い。

作業中、冷静になれるかと思って般若心境をずっと聴いていたがそもそも信仰としてはアニミズム系言霊信仰神道寄り、とかいうふんわり信仰感で生きていたので申し訳なくなってきた。

だがそもそも存在を許されている時点で相当世界が私に優しいので今日もありがとうございます。
明日も推しに幸あれ。

いただいたサポートは、まとまった金額になり次第、宗谷募金へ流し込みに行きます。ありがとうございます、推しが潤います。