キラークイーン/数値海岸の惨劇
ルーカス・ジョゼ・シャーベス(毒島 陸)
※URにとって3回目のKQが終わった後、記憶をもとに書いた文章なので、主に感想の時系列が入り乱れています。
1.参加CO~プロローグ
KQ初参加のおとぎ舞台は非常に楽しかった。
もはや、KQにハマったと言って差し支えない状態だった。
長期人狼はほぼ人狼BBSでやっていたが、KQ村は自動生成されない。デスゲームへの昂りを抑え、そっと次に建つKQ村のGMをフォローし参加CO解禁を待った。
その村こそ『キラークイーン/数値海岸の惨劇』である。
おとぎ舞台はKQとして異端(ツール数)、感覚が狂う、と散々言われていたので、如何にもシンプルそうなこの村に参加COをした。
参加CO時、shoeさんに「デリクソン初参加で苦境に立たされたのに頑張ってましたね」と言われ、良い人だ!思った。
当初、セクシー正統派イケメンチップのルーカスでオネエRPをやろうと思っていたが、なんと参加者リストの一言キャラ設定欄にオネエの先客がいた。
1つのデスゲームに2人のオネエがいることってある……?と迷っているうちにゲーム開始が近づき、イケメンアバターに浮かれる内心が騒がしい陰キャオタクRPへと舵を切る。
この村は、得体のしれない隣席座りを除いて、比較的常識人の参加者が多いように感じた。
おとぎ舞台で縁結びは重要だと学んでいたので、今回はプロローグで特別に仲が良い人を作りたいと思っていたところ、RP的に天敵な陽キャであるセレストとかなり濃く絡むことができた。ちらりと闇も見せられ、本編でもセレストと仲良くやりたい気持ちを抱く。今回のチョロ案件。
もともと外面は全部紳士でやろうと思っていたのだが、セレストに化けの皮を剥がされてしまった。イヤン
それはそれで問題なかったが、最終的に一人称やら何やらブレまくってしまった。
ちなみにミドルネームとファミリーネームは日本で知ってる人が100人いないんじゃね?という、どマイナーキャラから拝借。
ピンときた人がいたならば、握手と抱擁を交わしたい。
なんとなくだが、ツイ●テのイデアだと思われないよう微妙に気を使った。そしてしっかり刻み込まれていたおとぎのトラウマ、おのれユンカー(なんと、中身は正解だった)
2.配布情報
目が覚めると「錬金術師」になっていた。なんだそれはと早速wikiへ向かう。役職として理解は難しくなかったが、インターフェースが怖かったのでGMに質問したが、未確認と言われてしまった。OMG。
Tips:プルダウンの「*」がついている方が選択されている行動。
薬を飲まない場合はプルダウンから「(パス)」を選択して「*飲薬する」を押下だ!
No.4:錬金術師
クリア条件「犯人役全員の敗北」
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「毒リンゴ」システムツール/日跨ぎ
ゲーム中に1度だけ使用できる。
使用した日にあなたが襲撃ツールによって殺害された場合、
殺害した人物は死亡する。
「反魂香」GMツール/常在
「毒リンゴ」の効果で死者が出た場合、あなたは蘇生する。
※蘇生は発言待機時間中に行われます。
「エクリプス」GMツール/常在
GMツールによるNo.探査の対象となった場合、
あらかじめ設定された任意のNo.を通知する。
通知するNo.はGMに申請することでいつでも変更可能。
初期値は「4」。
※このツールを使用してもあなたのNo.に変化はありません。
ツールはシステムツール1つとGMツール2つ。
今回は確殺ツールないのかー(普通はない)と思いながら内容を確認。
貰えた《アイ》は『エクリプス』ナンバーの見た目だけ変えられるツールで、第一印象は「弱いなあ」だった。
GM曰く。
「ルーカスのツール感覚はおとぎ舞台でぶっ壊れてるな」
しかしカナビスは条件込みでまったく同じツールを強く使っており、動きでツールを強くすることができるのだという学びを得た。
勝利条件は【犯人役全員の敗北】。うん、シンプル。
また陣営条件か……と肩を落としつつ、ツール効果を除けばおとぎ舞台はかなり一方的な展開だったし、殲滅ルートなら勝てるかもしれないな、と楽観的に考えてしまっていた。
また、《アイ》と呼ばれる宝石が10種類存在するようだったので、犯人役が宝石を持っていないのでは?と仮説を立てた。他にも同じようなことを思っていた人はいたようだ。
まあ、そんなすぐに思いつくことが致命的な情報になることはないだろうと思いつつ、頭の片隅に留めておくことにした。
3.初日
前回(おとぎ舞台)は一回も秘話をしなかったキャラもいたので、今回は初日に全員と話すことを目標としていた。
しかし、「全員と話す」ことに主眼を置きすぎて、読み返すと中身のない会話が多くなってしまっていた。経験として必要だったとは思っているが、会話内容としては初参加の時より酷いかったかもしれない。
また、おとぎで自身の情報漏出を渋りすぎて情報弱者となっていたので、ある程度は自身の情報を喋ろうと思っていた。
ここで「嘘を交えて」と思えないところが、デスゲームに向いていない所以。しかし、自分の情報を教えることで、前回に比べれば遥かに多くの情報が集まった。
発言解禁直後、セレストから秘話が来る。待ってましたァン!
ルーカスはセレストと一緒に戦いたかったが、初手でぶっぱするほどの度胸はなく、正直、信用すると痛い目を見るタイプのキャラだと思っていたのでそわそわ様子を伺っていたら「オレの条件犯人役の生存だから……。」と、セレストが襲撃側勝利条件だと判明。
彼に嘘をつくことにためらいを覚えてフェードアウト。
繰り返すが、なんともデスゲームに向かない人間である。
おとぎ、数値、FKQⅡと改めて読み返すと、自分の初動はかなり遅い。
というか、自分から話しかけに行っていない。
実はここに関してあまり記憶がないが、恐らく発言待機時間、自身の配布情報を確認した後、ぼんやりとしているのだろう。
改善ポイント。
早い段階で明之進の条件が「No.A、No.4、No.7、No.10、No.Kから2名の生存。」だと聞き、そのナンバーに自分が含まれていることを伝え、協力体制を取る。
全員と軽く話したところ、ナンバー探す人間と犯人役を捜す参加者ばかりであり、殲滅側の参加者が少なすぎないかと早くも軽く絶望。
調査ツールもないので、情報交換もこれ以上行えると思えなかった。
しかも邪気悪魔なら大丈夫かな、と「錬金術師」であることを明かしたら、それはすでに狼側と繋がっていたKQであり、その情報は鮮やかなまでのスピードで犯人役サイドに知れ渡ってしまっていた。
勝利条件を聞かれた時に騙ったのは【「毒リンゴ」の効果で犯人役の殺害、最後まで生存】だった。
これなら非犯人サイドに協力するのが自然であるし、どこかで護衛成功が勝利条件になっている守護者を見た記憶があったので、ありえない条件ではないだろうと判断した。この騙り条件自体はわりと信じられていたように思う。ただ、あまり難しく設定しすぎても生存相手に選ばれにくくなるのは注意ポイント。
こうして、翌日以降に差し出せる情報も取引できる材料もないまま初日が終わった。
明之進以外の収穫といえば、ミルフィの勝利条件にルーカスの生存が含まれていると分かったことぐらいだった。
4.2日目
協力することになったミルフィに、邪気悪魔の絆を刺されてしまったとを聞く。お相手はツヅラ。消去法だが狼濃厚と思っていたので、好都合と言えば好都合だった。
セレストからもらった情報で狼の数が現時点で2匹だと伝えると、椅子の少なさからヨーコが殲滅側に少し興味を示してくれたので、ツヅラ吊りを頼み込むが、そのナンバーは3であり、ヨーコは素数に投票すると死んでしまう追従者だと(周回遅れで)把握。ナンバー変更ツールについては欠片も知らなかったので、困り果ててしまった。
さらに、ミルフィと共にルーカスの生存を狙う、と言っていた明之進が▼ミルフィだと知る。何かの間違いかと思い、再確認するが▼ミルフィ。
推測された理由その①
協力体制を取ったとはいえ、ルーカスの思考は狼殲滅>明之進の生死であり、明之進に対して何かをしてあげようという思考がなく、自分の情報すらろくに開示していなかった。
結果、壁があると思われてしまった。共に生き残るべき味方に対してとるべき態度ではなかったと思う。反省ポイント。
推測された理由その②
明之進はヨリック最優先であり、ツヅラと懇意にしていたヨリックがツヅラ吊りは嫌だと言ったから。またしても、おのれユンカー案件だった。
なんかおとぎでもこんな役回りだったな、とデジャヴを感じつつ、ミルフィに明之進の裏切りを伝えた。すると、ミルフィのナンバーが素数に変更されたと聞く。犯人側の情報を全く掴めていなかったので、これが犯人側の仕業であるならば、わざわざミルフィをヨーコが投票できない素数にする意味が分からなかった。
首を捻っていると、今度は天の声で自分のナンバーである「4」と「7」が交換されたと告げられる。
「え?あー明之進の生存枠絡みね~!」と一瞬思ったが、「7」も明之進の生存対象だった。訳が分からない。情弱をいじめるのはもうやめてくれ。
ミルフィ以外に殲滅側は見当たらず、2回のナンバー交換で得する者も分からない。お手上げだった。
地上は犯人役側で溢れており、多分これでルーカスを殺す準備が完了したんだろうと悟り顔だった。命乞いをすべき対象すら分からなかった。
ナンバーはどうせフルオープン状態。
余った手数で一応調査ツールをルーカスのナンバー確認に使ってくるだろうと思い、『エクリプス』を使用して、せめて見た目を「4」に設定した。そこからどうするかは考えていなかったが、何か混乱が起きることを期待するしかなかった。
また、錬金術師COをしたのはメイとミルフィのみ。今日、ミルフィが吊られるならどうせ明日吊られるだろうと、薬を飲み干した
5.3日目
目を開けるとミルフィが吊られていた。無残な姿はトレイル。
そして、なぜかヨリックが死んでいた。
恐らく本日吊られるであろうと思い、どうせ死ぬなら、と覚悟を決めた。
差し当たり、自分の《アイ》は【ナンバーを変更されても元のナンバーに戻る】機能を持つ、ということにした。
「7」の元持ち主は「4」になっているだろうから、苦肉の策。ひとまず、少し交流のあったヨーコへ話す。すると血相を変えたミッシェルが現れた。彼女に「僕は「4」ですよ、あなたは「4」ですか?「7」ですか?GMには回答不可だと言われてしまいましてね」と告げると、返事はなかった。
「7」本人に伝わったならいいかと思ってしまったが、どうせ喉も余っていたし、ここでツヅラや他の人にもナンバーが変わっていない旨を言いに行くべきだった。ルーカスのナンバーが(見た目)変わっていなかったことについて、一部で思った以上の混乱を起こせていたようだが、その情報は秘匿されて肝心なところまで伝えられることはなかった。
並行して、駄目もとで明之進へ秘話を投げると「僕はルーカスさんと生きたい気持ちは山々なんですけど、僕の情報流しすぎですし、貴方の役職や近況を聞けていないので、尊重されていない気がして…。」とのこと。
とりあえず、すでに手遅れなのは分かった。
気分の問題だが、ふたつめについては誤解だとだけ伝えた。
そこで、突然メイから接触を受ける。
なんとメイの本当の勝利条件は【邪絆の生き残りの殺害】。
『イミテーション』という《アイ》、その1回限りの殺害ツールでツヅラを狙うのが条件だと言ってきた。藁にもすがる思いで信用した。
結果、一連の発言は大法螺だったが、この点については後悔はしてない。
別村の話になってしまうが、カナガミさんはFKQⅡでもかなり「それらしい」架空の「役割」を虚空から生み出しており、どちらの嘘も個人的にかなり好みなので、今後参考にしたいと思っている。
この時点で確信を持てていたのは2狼。半狼の存在はちらと小耳にはさんでいたが、半狼がいるならば、ますますどうしようもないので、いないテイで話を進める。具体的には、このままだと席数が足りないのでは?とヨーコとクロエを説得にかかった。メイの確殺ツールの存在をチラつかせ、色々理屈をごねてみたが、感触は何とも微妙だった。
うーん、落ち着いた物腰のRP、苦手かもしれない。
6.墓下にて
4日目。頑張りも虚しく、圧倒的多数でルーカスは吊られた。
ヨーコの首輪も爆発していた。介護疲れの明之進に殺されてしまったらしい。クロエは何らかのツールによって殺害されたようだった。
おとぎの時は処刑されてすぐエピローグだったので、この日は地上より賑やかになった墓下の世界を楽しんだ。ちょうど襲撃で墓落ちしていたセレストと、本編中はできなかった会話をすることができたし、少々苦手に思っていたヨリックとも少し仲良くなれた。ゲーム中は儚い系男子を警戒してしまうのだが、ゲーム外なら多少大丈夫なのかもしれない。
さて、話は弾み、墓下のほぼ全員にルーカスのコミュ障を指摘された。
「明之進くんと2日目に『ルーカスくんなんか壁あるよねー』『ですねー』
って意気投合してたよ……。」(セレスト)
「ルーカスさんは、なんだろ。ガチも人見知りっぽかった。」(ヨリック)
「ルーカスくんは壁というか、こっちを警戒してるなっていうのは伝わってきた」(トレイル)
「ルーカスよりイスルギのほうが人見知り激しかったように感じたわよ……ルーカスも大概だけど。」(ミルフィ)
とまあ、言いたい放題である。しかし全く否定できなかったので、この経験は次の村に生かそうと固く決意した。
その他の話題と言えば、明之進の悪行だろうか。墓下でああだこうだと文句を言い、皆で笑いあった。
7.エピローグと反省
処刑はKQ疑惑の明之進、襲撃はイスルギ。
ツヅラとメイの首輪が爆発し、エピローグを迎えた。
GMの話によれば、「錬金術師」はKQ村初投入だったらしい。主に守護者騙りを期待されていたようだが、素直にCOしてしまって申し訳ない気持ちになる。正直とても悔しかったので、次に錬金術師を引いたら頑張りたいと思いつつ、今後参加した村に錬金術師がいて、それを自分が引ける確率を思うと、この失敗はずっと引きずることになりそうだと思っていた。(過去形)
そう、過去形である。
なんと数値海岸の次に参加した村で錬金術師を再度引くことができた。
『KQ歴史上唯一の錬金術師』『連勤の錬金術師』『錬金術師のプロ』
好きに呼んでもらって構わない。
ルーカスの本名について
入村時に急いで設定考えたのもあり、本名は考えていなかったが、セレストの本名である青空(そら)と対極の陸(りく)にした。苗字は「なりたくない苗字ランキング」に御手洗と一緒にランクインしていたものをチョイス。
ちなみにセレストの中身はabikoさん。おとぎの時に秘話でまったく話せなかったハロウィンだったので、今回はたくさん話すことができて嬉しかった。
精神的にはもちろんセレルーですが、
そういう意味ではセレルーセレですかね(ボソッ)
セレストへPDAでメッセージを送る。
彼……御手洗 青空とは、エピでやっと「友人」になれた。
ミルフィにPDAでメッセージを送った。
上品な英語の署名に、やはり住む世界が違うことを知らされた。
進行中、明之進がヨリックに絆され犯人役陣営を選択したことについて、情に引っ張られおって……と独り言でやれやれしていたが、次に参加したFKQⅡにおいて特大かつ盛大なブーメランを喰らうことになるのだった。
詳しくは「殺戮英霊遊戯 キラークイーン A.D.1891 〜霧は未だ晴れず〜 (FKQ2)」を読んでもらればと思う。ヨシローはいいぞ。
反省点
・陣営が違っても利用しあうことはできる、罪悪感は捨てよ。
・錬金術師は素直に言っちゃ駄目。
・足掻きが足りない。
・会話をすることは必要だが目的を持つ。本末転倒になってはいけない。
KQを3回やって思ったのは、自分の引き出しにないRPはできなさそうだということ。今後の課題かもしれない。
あと、中身URが分かったところで得はないのでアレだが、本編中の秘話でも好き勝手RPするのはそろそろ中身バレしかねないと思った。
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