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ANA プラチナ マイル修行

 ANAの上級会員、プレミアムメンバーサービスのプラチナ取得を目指して修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞと心に決めたのは1月。

 航空会社の上級会員というのは馴染みがない人も多いと思いますが、ほら、飛行機に乗るときに搭乗口で先に入っていくズルいやつらがいるでしょ。航空会社に忠誠を誓うか社畜になって全国を飛び回るかするとポイントが貯まって、ラウンジが使えたり、席が取りやすくなったり、手荷物検査を抜け駆けしたり、優先搭乗できたりと、シモジモの者よりも丁重に扱ってくれるようになるのです。

 要するに普段から特定の航空会社にたくさん乗ってくれる出張族や旅行好きをヒイキする制度なのですけど、飛行機にそれほど乗らずとも会員になる方法がありまして、ただひたすら費用と搭乗回数の最小化を追求しながら資格取得に取り組むことをマイル修行と呼び習わすのであります。

 なぜ「修行」なのかというと、目的が旅行や仕事ではなく、またフライトを楽しむことでもなく、ただひたすらに移動距離を稼ぐことにあるからでして、東京から沖縄に行ってそのまま空港から出ず東京に帰ってくるというOKAタッチ(那覇空港OKAにタッチして帰ってくる)と呼ばれるルートや、三角飛び(羽田-那覇-千歳-羽田)などが航空券の価格と移動距離から効率が良いとされ、これを1年間に10〜15回ほど行いますと晴れて入信可能となります。ときには1日に羽田-那覇間を2往復するというのもよくある光景です。

 また国際線を購入する際は国内線が非常に安価に付帯できるという地方在住者のためのサービスを悪……じゃなかった活用した、OKA-SINタッチ(羽田-那覇-羽田-チャンギ-羽田-沖縄-羽田)やSYDタッチ(羽田-那覇-羽田-シドニー-羽田-沖縄-羽田)のように、ハードながらももっとも少ない回数でポイントが稼げる修験道のようなコースも存在します。

 私の場合海外出張がわりと多かった業務では自然獲得しそうな時もあったのですが、結局到達しませんでした。今年チャレンジしようと思った理由は、ANAのプラチナステータスの獲得条件が一部引き下げられたためです。

 これまでは条件達成までに1年間に50,000ポイント、羽田-那覇に換算するとプレミアムクラス(国内線ビジネスクラス)でおよそ9回、エコノミークラスだとおよそ17回往復することが必要でした。もともと子供のこともありそんなに頻繁にできませんから、やるならシンガポールタッチでできる限り回数を絞って取るしかないなと長年想定していたのですが、コロナで国際便がかなりリスクがあるため、まだまだ先になりそうでした。

 ところが今年から2つの付帯条件をクリアすると、30,000ポイントでゲットできるようになったのです。これなら沖縄に5回+αで完了します。ワーケーションとして平日に行けば意外とクリアできそうです。その付帯条件とは1. ANAのショッピング関連のサービス12のうち7つを利用するということと、2. ANAのクレジットカードで年間400万円決済するというもの。

 1は売店で購入したりモールサイト経由でなんか買ったりすれば問題なくクリアできます。なにも意識せず3つほどすでに攻略済みの印がついており、あとはANAの売店で買ったり機内販売で買ったりをしていけば余裕。

 2のほうはマイル修行界隈では「全然条件緩和じゃないじゃん」「ハードルが高すぎる」という声も上がっているようですが、ANA VISAにほとんどの支払いを集約している私は余裕でクリアです。

 マイル修行のブログは浜の真砂ほども存在しますし、とくに私の記録する内容に特色が出るとも思えませんが、さっそく1回目のフライトに行って参りましたので、これから逐次連載していきたいと思います。

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