アルゼンチンタンゴの難しさ②
日本において、アルゼンチンタンゴのハードルの高さはダンスそのものだけではない。サルサやバチャータに比べると気軽さがないと思う。
①値段が高い
スタジオレッスンに通わなければならない、しかもかなりちゃんと真面目に通わなければならず、レッスン料も1時間平均2500円くらいが相場だ。スタジオ経営している講師が多いので、そのくらい取らないとまわらないのだろう。(社交ダンスも同じと聞いた。)
また女性の場合ある程度経つとタンゴシューズがほしくなるがこれが輸入品しかないため高い。(30,000円前後)ダンスシューズは消耗品なのでこれはかなり高いと思う。ただデザインや色も豊富でオシャレなので複数のシューズを持つことはタンゴを踊る女性達にとって憧れでもある。
②年齢層が高い
社交ダンスも同じらしいが、お金がかかるためか年齢層が高い。平均年齢はおそらく60歳くらい。40代でも若手で、20代はいるけれどものすごく少ない。最近は学生割や20代割もあるようで若者の育成を頑張ろうしているスタジオも多いよう。
あまりにお年寄りばかりで友達が作れず最初は挫折してしまった。
③文化の壁
サルサはペアダンスでも体を離したオープンの状態で踊れるのだが、タンゴは胸をべったりつけて踊ることが多いので、日本人的にはかなり抵抗がある人が多いように思う。また近くで組むことが慣れていないがために正しい抱擁(アブラッソ)を習得にまず時間がかかる。外国人留学生とレッスンして驚いたのは欧米人はすぐにアブラッソができることだ。(ハグの文化があるから)