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20240902:『負けヒロインが多すぎる!』が好きすぎる

好きなものを言葉にするのが苦手で「いいよねー、よかったよねー」しか言えない。
分析へたってことか。

アニメ1話を見て「これは原作先に読みたい」ってなったのです。
8巻まで一気に買って5回くらい読み返してるかも。すごい好き。
八奈見さんの造形がすごい良くて、美人でスタイルもいいけど食いしんぼうで幼なじみに振られるところから始まる。
けだるげというか、ふんわりとしたしゃべりもキャラにあってる。
普段ギャグ要員みたいになってるのに、時々シリアスになるとこの声が活きてくるところもいいです。そういうギャップに弱い。

アニメだと1~3話が八奈見さんで、4~6話が焼塩檸檬の話。
なんか焼肉屋みたいな名前。この子が超いい子でさー……。
八奈見さんと同じように幼なじみに振られるんだけど、食べてばかりいる八奈見さんとちがって、檸檬ちゃんはずっと走ってる。なんならインターハイとかも全然いけてしまうくらい抜群の成績。
たぶん今シーズンではやらないけど、ある理由で陸上を辞めようか迷う話があって、そういう自暴自棄めちゃ分かるわと同時に、友だちである温水くんはじめ文芸部女子たちとがっつりやっていく話は、思い出すたびにちょっと泣く。
檸檬ちゃんの幸せを考えるとはたして彼女の意見をそのまま通していいのかと思うけど、理屈じゃなくて友だちだから応援するって心意気が最高なんですよ。

先週末からはじまった7話からは小鞠さんの話。
小動物系文芸オタク(ちょっと腐ってる)で引っ込み思案でトークが苦手。
そんな彼女が文芸部部長としていろいろトライしていくけれども……、という話で、個人的にはちょっと重くてつらい。
つらいけれども、温水くんと二人で文芸部引っ張っていく証明をする回でもあるので見過ごせないよね。

温水くんと妹の佳樹たん含め、みんないい人。
たまに盗聴器とか駆使する人もいるけど、みんな誰かのことを思いやって、でもその結果うまくいかなかったりする。
八奈見さんの食欲以外、我を強く出す主役級がいないのが新鮮なのかもです(読んでないだけでそういうラノベいっぱいあるのかもですが)。
同時期に読み始めた『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』はちょっと主張が強くて苦手でした。人生の目標が強すぎる。あと、これ『かぐや様は告らせたい』で読んだわ、となりました。
同じ時期にアニメ化されて似たような学園ものと思っていたのに、蓋を開けたら全然ちがうものですね。

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