はざまの女神の『しぐさあそび』
はざまの女神の『しぐさあそび』は、大きく分けると、『三つのすがた』と『しぐさまじない』の二部から成り立っている。
ひとつめの『三つのすがた』は、ウフィカの『かたり』における炎の三つのありかたである『奔放・蠱惑・創造』をあらわしている。この炎の三つのすがたは、ウフィカの巫女たちの所属する位階の名前にもなっており、ウフィカの『かたり』の柱となっている。この三つの所作は呼吸と連動しており、すみやかにトランスに入るための助けとなるので、ウフィカ以外の魔女術を行う前の準備運動としても効果的にもちいることができる。
ふたつめの『しぐさまじない』は、手を使っておこなういくつかの祈りの所作である。全体の流れとしては、月の変若水、火と水、ほどき、ひめひこ、むすび、火山のはやしとしずめ、そしてささげで終わる。これらは沈黙の呪文であり、動きのシジルである。これらの『しぐさ』を身にしみこませることで、小さなキャンドルの火さえあれば、どんなときでも、沈黙のうちに自分の祈りを舞うことができる。
このふたつ、特に後半の『しぐさまじない』は、水曜拝火式にて行えば、参加者はより深い魔法の体験をすることができるのではないかと思う。
はざまの女神の『しぐさあそび』はすべて、座ったままの状態で行う。なので、体力や場所の制限なく、誰もがどんなときにでもおこなうことができる。基本は正座だが、あぐらでも、椅子に座ってでも、それぞれの身体の都合にあわせてアレンジできる。大切なのはお手法通りに身体の動きを精密にトレースすることではなく、いかに没入感と内的体験を得るかである。
この『はざまの女神のしぐさまじない』教材動画は、希望するウフィカの巫女には無料配布している。しかし、基本的には全国のどこかで不定期開催されているはざまの女神講におりをみて参加して、直接見聞きし体験することが推奨される。
ウフィカの巫女のうち、奔放の巫女・蠱惑の巫女は、条件を満たせば、いつでもどこでも、はざまの女神講を主催することができる。