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元キャンドル屋の店長さんがお伝えするキャンドルの基本。

キャンドルの使い方、参考になれば幸いです。

使う前のお約束

・安定した平らな場所に置きましょう
・周囲に燃えやすいものは置かないこと
・壁や天井が近い棚などは煤けたり焦げたりしますので要注意
・ホコリは拭き取るか払ってから使うこと
・灯す前に芯糸をまっすぐ立てましょう
・屋内ではエアコンなど風の強い場所で灯さないこと
・過去には髪の毛に燃え移るなどの事故例もありましたので、髪が長い方はキャンドルに近づく時には燃え移らないよう気をつけましょう

火を消すとき

・火を消すときは専用のカップを使うか、ピンセットなどで溶けたロウの中へ倒すようにしましょう(吹き消すと煤が出ます)
・黒く煤けた芯糸は先端をこまめにカット
・眠たくなったり、その場を離れるときは必ず消してください
その他
・ロウは60度で溶ける性質があります。強く吹いたり動かしたりするとロウがこぼれて火傷をしたりなど危ないのでご注意を
・キャンドルホルダーも熱くなりますので出来れば火をつけたまま動かなさいように
・耐熱ガラス以外、クラックタイプ(ヒビ加工)のキャンドルホルダーは温度が上がりすぎると割れる可能性があるので、カップに入ったティーライトタイプ(下記参照)を使用しましょう
・面の大きなタイプのキャンドルは短時間につけたり消したりを繰り返すとロウの中に芯が落ちて灯せなくなる場合があります。面が大きなキャンドルを使う時にはなるべくゆっくりと使える時を選ぶとより長く楽しめるでしょう
・使用済みのキャンドルは燃えるゴミとして捨てましょう
・溶けたロウが服やクロスについてしまったらその部分を紙や布でつつんで上からアイロンをあてましょう。とけたロウはあてた紙や布が吸い取ってくれます。
・ホルダーにロウがこびりついた場合は湯煎にかけましょう。溶けたロウは流し捨てないよう気をつけてくださいね。

キャンドルの種類

・テーパー
キャンドルスタンドに立てて使う棒状のキャンドル。
・ティーライト
カップに入った小型のキャンドル。安定しているので比較的安全に使えます。
カップはアルミタイプ、クリアカップタイプがあります。クリアカップは溶けたロウが透明になると灯りがよく見えるのでよりホルダー向きとも言えるでしょう。
・ピラー
安定感のある円柱型のキャンドル。使っていくとだんだん中心から窪んでいきうっすらと透ける灯りが美しい育てるタイプのキャンドル。必ず下に耐熱皿を敷いて使用すること。周りの温度が上がったり、ロウが溶けてこぼれます。(下記画像左上)
・ボーティブ
カップなどに入っていないそのままホルダーに入れるタイプのキャンドル。耐熱ガラスのホルダーを使いましょう。ロウが溶けてホルダーにくっついてしまうのが面倒な場合は、ホルダーにほんの少し水を入れてからボーティブを入れるとくっつきません。
・フローティング
水に浮くタイプのキャンドル。ゆらゆらと動くのが美しいもの。水の上なので安全面でも安心です。
・リレー用キャンドル
結婚式などでよく使われるタイプのキャンドル。手で持っても熱くないように作られているので安心。

ノチウ オ サポ KUIHA

◼︎参考文献
誠文堂新光社
つるやももこ「あかり暮らしレシピ」

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