見出し画像

「ようこそ!あかちゃん」

「ようこそ!あかちゃん」せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし
文 レイチェル・グリーナー
絵 クレア・オーウェン
訳・解説 浦野匡子、艮香織
発行所 株式会社大月書店

男女の身体の違い    あり
大人と子供の身体の違い あり
性別、性自認、表現   あり
ジェンダー       なし
性器の名称や説明    あり
生理、月経       なし
性交          あり
胎児の成長       あり
出産          あり
家族について      あり
プライベートゾーン   なし
セルフプレジャー    なし
同意          あり
防犯          なし
人との距離感      なし
大人への解説      あり(「もっと知りたいとおもうあなたへ」「ことばの解説」「おうちの方と先生のための解説(訳者より)」「この絵本を手に取ってくださったみなさんへ)

用途          読み聞かせ、子供・大人の学習
本の大きさ       B4以下
ページ数        32ページ
1ページあたりの文章量 絵本編300文字以下、解説編1,500文字以下
ふりがな        あり
イラストや写真の雰囲気 カラー、具体的なイラスト
ファンタジーな内容   なし

この本は、多様な生命のはじまりや家族の形を教えてくれる本です。妊娠は性交だけでなく、人工授精や顕微授精があること、普通分娩や帝王切開、また代理出産や養子縁組があることもわかりやすく描かれています。死産も含まれます。
日本ではクラスに数人、不妊治療経由で出産された子がいます。普通分娩以外を当たり前に描いてくれる絵本があることはありがたいです。説明なのにとても柔らかい文章で表現されていて、読み聞かせにも学習にも使うことができそうです。
将来赤ちゃんを望んでいる方、カップルは、導入として学ぶことができるかもしれません。(もっと詳しく知る必要があるかもしれませんが…)
この本では、女性の性器をまとめてバルバと呼んでいます。女性の性器の総称はどの本でもあまり見かけません。(膣など一つ一つに名前はあります。)バルバは呼びやすい気がしています。どうでしょうか?
一つの説明に複数のイラストがついていることもあり、多様性を感じることができます。

この記事は、私が読み聞かせや性教育をする時の参考にさせていただくための性教育関連の本や資料のメモです。
誤字脱字や内容に失礼がありましたら、お知らせいただけるとありがたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?