「くまのトーマスはおんなのこ」
「くまのトーマスはおんなのこ」ジェンダーとらゆうじょうについてのやさしいおはなし
作 ジェシカ・ウォルトン
絵 ドゥーガル・マクファーソン
訳 川村安紗子
訳監修 前田和男
解説 中田せら
編集 那須ゆかり
ブックデザイン 小久保由美
発行所 ポット出版プラス
男女の身体の違い なし
大人と子供の身体の違い なし
性別、性自認、表現 あり
ジェンダー あり
性器の名称や説明 なし
生理、月経 なし
性交 なし
胎児の成長 なし
出産 なし
家族について なし
プライベートゾーン なし
セルフプレジャー なし
同意 なし
防犯 なし
人との距離感 なし
大人への解説 あり
用途 読みきかせ
本の大きさ B4以下
ページ数 36ページ
1ページあたりの文章量 150文字以下
ふりがな あり(絵本編は全てひらがなカタカナ)
イラストや写真の雰囲気 やわらかいイラスト
ファンタジーな内容 なし(登場人物の1人はくま)
この本は、作者の親がトランスジェンダーだったため、作者の子に多様な性のあり方を伝える絵本が欲しいと作られたそうです。
最初の打ち明けるまでのトーマスの不安と葛藤はとても大きいものだと思います。それほどに私たちは自分が知っている枠の中に押し込めようとしているのだと伝わります。エロールのように、大切なことはその人がその人であることを伝えていきたい気持ちが大きくなりました。
解説より「生まれた時の性別と心の性別の違いに悩む子どもたちにとって、クマのトーマス(ティリー)とエロールの物語はどれほど勇気をもらえるでしょう。(引用)」この本が自治体や学校の図書館、保健室等に置かれることで勇気をもらえる方が1人でも増えるといいなと思いました。
この記事は、私が読み聞かせや性教育をする時の参考にさせていただくための性教育関連の本や資料のメモです。
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