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「生理カンペキBOOK」

「生理カンペキBOOK」
(2021年11月号の『りぼん』(集英社)のとじこみ別冊「生理カンペキBOOK」)
監修 サッコ先生(産婦人科医 高橋幸子先生)、ユニ・チャーム株式会社
イラスト 星屋ハイコ
発行所 集英社

男女の身体の違い    なし
大人と子供の身体の違い あり(一部の思春期の変化について女性のみ)
性別、性自認、表現   なし
ジェンダー       なし
性器の名称や説明    あり(女性のみ)
生理、月経       あり
性交          なし(性行為は責任がとれる年齢まで控える、避妊をする等の記述あり)
胎児の成長       なし
出産          なし
家族について      なし
プライベートゾーン   なし
セルフプレジャー    なし
同意          なし
防犯          なし
人との距離感      なし
大人への解説      あり(全体的に大人も学ぶことができる)

用途          子供、大人の学習
本の大きさ       オンライン上
ページ数        10ページ
1ページあたりの文章量 700文字以下
ふりがな        あり
イラストや写真の雰囲気 カラー、少女漫画のキャラクター、可愛いイラスト、写真
ファンタジーな内容   なし(妖精が登場して教えてくれる)

生理についてだけではなく、様々な生理用品も詳しく載っています。とても具体的でわかりやすく、不安が和らぐどころか挑戦してみたくなる内容です。とてもわかりやすいのに「もしわからないところがあったら、保健室の先生に聞いてみて(引用)」とさりげなく大人とつなげてくれる配慮があったり、病院に行った方がいい症状等と合わせて産婦人科は気軽に行けるところにという記述があったり、HPVワクチンについて知ることができたり、生理についての考え方や男子や保護者へのアドバイス等まであり抜かりありません。
自分が小学生でりぼん読者だった頃に欲しかった、そんな内容が詰め込まれています。

実際に集英社りぼんのホームページから見ることができます。
http://ribon.shueisha.co.jp/manga/seiri_kanpeki_book/index.html

学校で月経の指導をしていた立場からすると、垂涎ものです。これを使って児童生徒に伝えたい思いがありますが、著作権がとても気になるところです。
監修をされているサッコ先生のツイートによると印刷は×、タブレットは○ということがわかります。ICT機器が容易に使える自治体や学校が望まれます。それでも使えるという事実があるだけですごくいい時代になったな…と感じました。

この記事は、私が読み聞かせや性教育をする時の参考にさせていただくための性教育関連の本や資料のメモです。
誤字脱字や内容に失礼がありましたら、お知らせいただけるとありがたいです。

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