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旅先で財布を落とした話

2020年1月24日。
私は友人2人と北海道に来ていた。
小樽のガラス館を巡り、
旭山動物園で雪に映える動物たちを観賞し、
ジンギスカンや海鮮丼など北の大地の味覚を堪能し、二泊三日の旅を終えるところだった。

その日は空港に向かうため、ホテルから徒歩数分のバス停に向かった。
リュックを背負い土産を詰めた紙袋を提げ、財布を入れたショルダーバックを確かに肩にかけていたはずだ。

モバイルSuicaを使用し、バスに乗っていたら
思ったより海外観光客の方々が多く車内が混み合ってきた。私は友達の隣の席に移動した。周りから聞こえるのは外国語ばかり。最終的には補助席も使う程でとても狭かった。
暫し友人と談笑した後、落とさないようにと、スマホは手に握り締めて、寝てしまった。

空港に着いた。さあ降りよう。
「あれ、カバンがない…」
旅行中、財布等を入れてた黒のショルダーバッグがない。マジでなかった。
確かに、荷物や防寒具が多く黒ショルダーの存在はいつからか忘れていた。落としたか盗られたかは分からない。迂闊であった。

私は呆然としていたと思うが、
友人二人がネットでカバンを落としたときの対処法や警察の番号を調べてくれたり、バス会社に電話してくれたり、優しかった。
あちらこちら電話しながらも飛行機の時間が差し迫ってきたため、保安検査場を通らなければならない。
幸い、スマホで電子マネーを使用していたのと航空券はリュックに入れてたため、帰ることはできる。全て友人に身を任せた。持つべき物は友であった。本当にありがたい。一人だったらパニックで色々諦めていたかもしれない。

友人たちといる間は気丈でいられたが、
帰って一人になってからはひどく落ち込んだ。生きるのめんどくさーって思いながら、カード止めてとりあえず寝た。笑

そもそも普段使わないが無いと大変なものを一ヶ所に詰め込んでいたことが愚かだった。
運転免許証や保険証は身分証明以外に使った試しがないから、両方持ち歩く必要はない。
私は普段買い物で使うとしたらデビットカード派であり、クレジットカードは自動チャージ以外使わないからいらなかった。

キャッシュカードも二種同時に無くなると、現金を引き出せなくなる。
スマホをカバンに入れてなかったのは不幸中の幸いで、しばらく電子マネーやpayでしのいでいたが、やはりまだ現金万能は揺らがない。
所持金300円は不安なので、諦めて口座を止めて今カードの再発行待ちである。
他にもポイントカードとか、旅先で使わんやろ!と、過去の自分に突っ込みたい。

落としてから3日以上経過しても何の連絡がないため、諦めて今このnoteに書いてみた。社会勉強だったと思う他ない…。
大事なものほど、使う時だけ持ち運ぶことにしようと思う。あと出先ではあまり使わないのになんとなく持ち歩いていたイヤホン、手帳や、
使い損ねたクオカードとかスタバカードとか一日乗車券とか…を一緒に失ったのもなんか悲しい。すぐ使うものだけ、所有するべきだと感じた。断捨離しよう。

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