見出し画像

バーガーのハム

ご覧ください
これが バーガーのハム である。

誰が想像できただろう、、
もう登場だけで美味しい

まずメニューがよかった。各テーブルにはなくて席から死角の壁に一つかけられていた。喫茶店にバーガー?💓と気になったのでそれを注文すると(ハム、チーズ、ベーコン)から選べます、と。
いやそもそもドアが良かった。カーテンが閉められて、外からは営業中なのか見分けがつかない。営業中の札を信じてドアを開けようとすると風圧でなっかなか開かない。もう一度力を込めて、開いた!の顔を店主に突き合わせた。先客はひとり。
ちょっとした恥ずかしさと、なんとなくのアウェーを抱えて、自分で席を選んでぎこちなく座る。

後ろの席にいたおじいさん(酔われている)からお姉ちゃん歌ってよなんて話しかけられて、うまくお相手ができなくてたじたじたじたじ、つまらない自分に情けなくなっていたそんなところに姿を現した🍔❣️

おじいさんが帰られて、広くない店内に店主とふたりきり、背後にちょっとした気まずさを感じつつ、
5円玉を連ねた鳥の絵とか、生花とか、季節物の兜とか、どこか祖父母宅を思い出させる装飾品たちに囲まれると、もはや気まずさを気にすることはできず、ゆっくりゆっくり味わった。

ホイルをおさえて食べてと言われたのに、最後の最後で気を抜いたトマトがジーンズをよごしたのでした。

胃もハートも満たされました、有り難い🌏

そしてまた重たい扉を全身を使って開けて、元の世界に戻ってきた、気分になった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?