XFDや音源の宣伝用映像に対する個人的な思想と雑記

UECDTM Advent Calendar 2022 3日目の記事です。
3日目の記事なのに、トップバッターです。
カレンダー空きまくってるので助けてください。

波形貼っ付けるだけではなくひと工夫入れたい!

仰々しいタイトルを付けてしまいましたが、心の内を一点にまとめるとすればこういうことです。

XFD映像では、皆さんも御存知の通り波形がよく表示されています。

作る側としては大変お手軽に空間と視覚を満足させることができる手段の一つです。
例えばAfter Effectsではエフェクト>オーディオウェーブフォームの一発で波形を出すことができます。

同時にあまりにも擦られすぎて没個性的にもなりやすいとも考えています。

そういった思想により、最近私が作ったXFD映像はオーディオウェーブフォームをメインにしない方針を模索したものが多いです。


手前味噌で恐縮

今回はひと手間かけてより楽しい映像を作ってみようというテーマで、実例と合わせながら色々な方針を提案してみたいと思います。

midiファイルを用いた同期(After Effects)

After Effectsではom_midiと呼ばれる有志によるスクリプトを導入し、利用することができます。これはmidiファイルの情報をヌルとして出力してくれるもので、例えばレイヤーの座標などを紐づけてあげれば音に合わせて同期する簡単な映像があっという間に完成というわけです。これはテストとして自分で作ってみたものです。midiのピッチの値を画像の大きさとx座標に対応させました。音が高いほど大きくなり、右側に行きます。画像とmidiはeiさんからお借りしています(問題があったら消します)。

このようなスクリプトを利用することで、例えばこういう表現ができるのではないかと思います。一部のレイヤーをドラムの音などに合わせて光らせる表現が、あまり苦労せずに達成できそうです。

om_midi以外にも音量を見ることが出来るスクリプトがあるようなので(未検証)やりようは色々あると思います。

midiファイルを用いた同期(blender)

すげ~~~~こういうのやってみたいですよね。
探したらそれっぽい記事を見かけたのでこれでやってみてください(丸投げ)。

波形に複数の機能を持たせている例

こちらのXFDでは、波形になんとNow Playingの機能まで持たせています。ただの賑やかしだけでなく、必要な機能の一つまで担わせる画面構成は、ひと手間かかってんな~~~と感じられます。私もこういうXFDを目指したいです。趣旨は若干ずれているかもしれませんがこういうのもありました。

波形貼っ付けもいっぱいやれば…?

こんな感じのやつはどうでしょうか。作ってみました。

AfterEffects標準のオーディオウェーブフォームをかけた平面を3Dレイヤー化して4つ複製し並べただけのものです。ついでに同じものを色を変えることで影も作ってみました。

aepの構成

レイヤーもとくに纏めてませんがたったこれだけです。並べただけでひと手間かかってる感が出ませんか?出てくれ。

突き詰めた先には恐らくこういう映像が待っているのだと思います。

Live2DやAviutl向けの髪を動かすスクリプトなどを用いてキャラクターを動かすのも最近はよく見られますが、今回の記事の趣旨には合わないと判断したため詳しくは取り上げませんでした。あくまでも、ひと手間で映像をより良くしようというものなので。



ただ、これはこれで楽しいと思うので余力があったら挑戦してみください。私もそのうちやってみたいです。

皆さんが音源やXFD公開時にこの記事のことを思い出して、ひと手間かけてくれると、書いた甲斐があるのではないかと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。乱文はご容赦ください。私にはアドベントカレンダーのトップバッターとして参加者の心理的ハードルを下げる役割もあるんです(言い訳)。

明日はregunさんがタコスをどうにかしてくれるそうです。お楽しみに。


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