烏梅湯(うばいとう) 夏の薬膳茶☕️

台湾や中国を代表する
夏の薬膳飲料
「烏梅湯」や「酸梅湯」があります。

夏バテによる
慢性疲労や新陳代謝の低下
気持ちが落ち着かない、消化不良
などの症状にはお勧めの薬膳茶です。

主原料の「烏梅」は
青梅を黒焼き(燻蒸)させたもので
古くから民間の漢方薬の生薬として
用いられてきました。

「烏梅」の煮汁を「烏梅湯」といい
山楂子や甘草を加えた
煮汁を「酸梅湯」ともいいます。

烏梅湯の配合
烏梅、甘草、山楂子、陳皮、
洛神花(ローゼル)、氷砂糖

梅には体に良い有機酸が多く入っており
特にクエン酸が豊富で
体の疲労物質である乳酸を分解する力が
葡萄糖の10倍だと言われています!

燻蒸した烏梅は
酸味を抑え胃腸に優しい
酸味は収斂作用があり
出過ぎた汗やエネルギーを収斂して
肝機能を高めます。

甘草や氷砂糖の甘みは
暑さで低下した胃腸を回復させ
さらに陳皮が加わると
消化不良や新陳代謝の低下を改善します。

この酸味と甘味が配合されると
なんと、汗を収斂するだけではなく
失った津液を生み出す力になります!

烏梅湯を煎じるときには
洛神花(ローゼル)を最後に入れます。

ローゼル(Hibiscus sabdariffa)は
ハイビスカスティーと呼ばれています。

むくみや血流を改善するため
体内にある老廃物を排出させ
デトックス効果が抜群です。

ポリフェノールが含まれているため
老化防止と美肌効果もあります!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?