「薄汚れた手で」

「ひるおび」に立民・小川淳也氏と自民・田村憲久氏が出ていたので、
つい見てしまった。
その時に気になったのが、小川氏が何度も何度も
「自民党はその薄汚れた手で、(政治改革する?)資格はあるのか」
という発言を繰り返していたのが、印象的だった。

他人に説明するということは難しい。

今回の事例では、私には小川氏の発言は
かえって説得力に欠けるように思った。
私は概ね、抽象的な表現で言われると胡散臭いと思っている。

「自民党さんは自分たちで改革すると言っている。
でも、今までそういうことをやってきた人が、
自分たちにとって都合が悪いような党の規則、
あるいは、国の法整備を実現できるのか。
自民党の政治改革大綱は35年前にもあった。
30年前に派閥も解消した。
それでいて、今回の事件に至っている。
この事実について、自民党の議員はどうお考えなのか」
くらいに、ファクトで攻めた方がいいと思う。

まぁでも一方で、抽象的な表現が好きな人もいるのだ、恐らく。
安倍元首相は「悪夢の民主党政権」という表現が好きだったらしい。
「美しい国日本」も大好きだったと思う。
それであんなに支持者がいたのだから、
そういう表現が好きな人も案外、少なくないのかもしれない。
(お金も必要なのかもしれないが)

でもやっぱり、センセーショナルかつ抽象的な表現は
熱がある時は耳触りはいいかもしれないけれど、
後になるとやっぱり「ダセェ」表現になりかねない、危険な賭けだと思う。
抽象的な分、揚げ足も取りやすい(取られやすい)。

その辺を突いてくる政治家がいればいいなぁと思う。



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