シングルマザーは家を買えないのか

加藤紗里さんの記事でヤフコメが盛り上がっていて楽しくコメント拝読させていただいてるけれども、なんか違和感がある。いや多分前から思っていたんだけれど。

シングルマザーが生活苦しいです!ってヤツ、いつまで続くんだろうか。

自分の母世代(団塊の世代)で地方在住だと、当時は専業主婦ばかりだったから、確かに離婚して子供抱えてだと仕事がーーみたいな状況はそれなりに納得だった。

でも今って…男女雇用機会均等とかなんだかんだで、男女均等とか同位とかなんじゃなかったっけ。シングルマザーだから厳しいのではなく、給与が低いから、あるいは職がないから厳しいんじゃないの?給与が低ければ、あるいは職がなければ別に男女独身既婚問わず、誰だって厳しい気がするのだが。

で、その給与をがっつり得るために、あるいは職を得るために行動しようと思っても、子供を一方的に押し付けられているのが負担と言う場合は大いにあって、だから子供を預かってくれる保育を充実させた方がいい、と私は思う。(子供を産むだけでも十分大変でありがたい行為なのだから、子育ては無理と言う人に代わって社会で子供を育てる仕組みも充実させるべきだと思う。子供の権利的にも大事だと思う。)

もう今時、特に不動産は余って超低金利だから銀行は住宅ローンしたくてうずうずしている訳で、給与がそれなりに保証されている人なら、シングルマザーだろうが何だろうが、バンバンお金貸してくれるので家だって買える。「シングルマザーだから」っていうことがいまだにあるのだろうか。

結局、シングルマザーであることが問題なのではなくて、稼げない人であることが問題のような気がするのだ。将来稼げないかもしれない人への対策はシングルマザーになってからでは遅くて、もっと早い段階に何かすることが大切なように思う。シングルマザー家庭の貧困率が高いというから「シングルマザーが生活苦しい」というのは正しい表現だとは思う。でもなんとなく、「シングルマザーだから生活が苦しい」もありつつ、「生活が苦しい人がシングルマザーになりやすい」が大きいのではという気がするのだ。

とは言え、今困っている人もいるから加藤さんのような事例もいいのだろう。でもなんか「シングルマザー」って言うレッテル貼りにモヤモヤするんだよな…





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