Delirium 全曲解説6 春のまなざし
せだいの1stアルバム「Delirium」聴いていただけたでしょうか
相当面倒なこともたくさんあったので、たくさん聴いてくれると嬉しいです…
今回は6曲目の「春のまなざし」について忘れないようにメモしていきます
人生で一番納得いくイントロとAメロが作れて満足しています。正直バンドの曲でイントロとAメロ以外あんまり興味ないし。ただ、この曲は一回ボツなったり作り直したり完成までに大体1年くらいかかりました。
現存する最古の春のまなざしのデモがこちらです。今と大分違いますね。この時は、イントロで飽きてしまって放置してました。やりたいことはわかるんだけどね…
元ネタとしてはムソルグスキーの展覧会の絵 プロムナードⅠ の冒頭の部分をバンドでやったらカッコいいんじゃないかというふわっとした思いつきから、ギター1音につき1シンバルみたいなイントロの構想がなんとなく出来上がりました。
イントロが終わってからの展開はFUGAZI聴いてブリッジミュートかっけ〜って思って無理やり取り入れました。ただ揺れている〜もEverybody's moving〜の部分をなんかパクってます。なるほどね。
また、Aメロはunnyonsan式メソッドでメロが付けられており、①深夜に宅録でデモを作るのであまり大きな声が出せず、ボソボソ歌ってメロをつける。②日曜の昼間に本番の声量で歌うと、高すぎて歌えないことに気づく。③主メロのハモりを仕方なく主メロに転生させる。という黄金パターンです。
そんなこんなで一番最初にフル尺で作ったデモがこちらです。
今より大分テンポが遅いのもそうですけど、Aメロ以外全くちがくてウケますね。これをバンドに持ってって、しばらく合わせたところボーカルのさくましに「何かちげえ。」と言われてボツされてしまいました。そんなことある?
悔しすぎて仕事が終わっては机に向かい1ヶ月くらいかけてようやく今の形にして再提出後、今の形になりました。
タイトルは多分空気公団の「夜はそのまなざしの先を流れる」から影響を受けています。春のまなざしは夜をすり抜け日を差した←似てる
ちなみにサビのメロディの一部は自分の過去のボツ曲から拝借しました。↑ブッチャーズのプールサイドをパクった曲です…
最後にサビとAメロが重なる感じの部分はfifiのこの曲の感じがやりたくて、無理やりぶっ込みました。
あとはラスサビからアウトロに行くまでに「日を差した〜」で1拍無理やり入れてリフに突入する部分が気に入っていて、あれはチャットモンチーのシャングリラから拝借しています。
その1拍いる?笑 ってずっと思ってたので、自分もついに思われる側に立ってしまいまいした。歌詞は自分の母親やあなたの大切な人のことなどを思って書きました。
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おわり
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