マスオさんは何故幸せなのか ー彼を支える5つの奇跡ー

こんにちは。結婚する前から彼女に財布を握られていたunNaturalです。

そんなおおらかな心を持った僕ですが、
結婚した今は、諸々の事情により奥さんの実家でご両親とともに4人で暮らしております。

苗字は奥さんが僕の方に合わせていますので、
まさしく、俗に言う「マスオさん状態」です。

しかし！
今日僕が声を大にして言いたいのは、

◆皆マスオさんが如何に幸せかわかっていない！
◆誰でも彼でも安易にマスオさんと呼べるわけではない！
◆上っ面だけのマスオさんは、真のマスオさんではない！
◆マスオさんをマスオさんたらしめる要因があるからこそ、
　マスオさんは今日も幸せに暮らすことができるのだ！

ということです。

奥さんの実家に住んでいる少し気の毒な夫＝マスオさん

という方程式は間違いです。現実はもっと残酷なのです。

このノートは、マスオさんが如何に幸せか、その要因をご紹介し、
真のマスオさんにはなれない僕への、慈悲のおひねりを頂戴するために書きました。
全文無料公開ですが、投げ銭大歓迎です。

それでは早速、マスオさんをマスオさんたらしめる5つの要因を挙げていきます。

1.カツオの存在

まずは何と言ってもカツオです。
サザエの弟カツオです。
彼が居るからこそ、磯野家には常に笑いが溢れ、笑顔がこぼれ、マスオは安堵するのです。
彼の居ない『サザエさん』では、どう転んでも視聴率20%越えは無理でしょう。

もう少し具体的に、その有り難みを説明します。
奥さんのご両親と一緒にいて困るのは、やはり会話です。
こちらのことをあれこれ聞かれるのは嫌ですが、逆にあちらのことをあれこれ聞くのも、やはり気が引けるもの。
そうなると、
自ずと会話は減り、
磯野・フグ田御両家に気まずい空気が漂い出し、
サザエの上手いメシもマズくなる、
というわけです。
そんなときカツオがいれば、波平の注意がカツオに向けられ、そこから会話が展開していきます。
ワカメも居ますが、ワカメは優等生なので、話が続かないんですね。
その点カツオは、いつも期待通り何かしらのハプニングを起こしてくれるのです。
マスオ自身も、波平とサザエにやられているカツオを優しくフォローする、というポジションに回ることができます。

マスオは、カツオからの「マスオ兄さん！」という呼びかけに、
いつも救われているのです。

翻って現実世界。サザエにカツオが居るかどうかは、完全に運です。
いくらなんでも、カツオがいないから結婚しない、というわけにはいきません。
そして案の定、僕の奥さんはひとりっ子です。

残念ですが この時点で詰みです。真のマスオさんへの道は断たれました。

気を取り直して、2つ目の要因いきましょう。

2.タラオの存在

愛の結晶、タラオです。サザエとマスオの息子ですね。
タラオが何故大切な存在なのかは言わずもがな、
子はかすがい、孫は目にいれても痛くないですからね。
結婚してしばらくすれば、タラオ作りも始まり、比較的容易にクリアできる条件ではないでしょうか。
どこで作るかには気を遣いますけどね。。

3.波平の仕事

波平は山川商事、マスオは海山商事に勤めています。
出社も退社も2人で仲良し。
同じ◯◯商事という社名なので、おそらく仕事の内容も似通っており、
仕事の話を通じてコミュニケーションが取りやすいのでしょう。
やはり1日の大部分を占める仕事について話が合う、というのは、
その他の部分も含めた良好な義父子関係の形成に、大きく寄与するものと思われます。

現実世界に翻ってみると、ここも正直運ではありますが、各々の歩み寄りによっては改善できるポイントでもあります。
義父とはお互いの仕事をリスペクトし合えるような関係でありたいですね。

ちなみに2人の会社名を調べようとして
『マスオ 波平 』と入力したら、、、

僕のフネが転覆したのは言うまでもありません(謎

4.タマの存在

ペットですね。ペットはときに、人間関係の軋轢で荒んだ心を、
一瞬にして癒してくれます。
マンションなど物理的に不可能な場合もありますが、
そうでない場合は、真のマスオさんへと近づくために、トライしてみる価値はあるかもしれません。

それでは最後5つ目。

5.サザエの人柄

身も蓋もないようですが、やっぱりこれが1番重要かもしれません。
サザエの明るさ、楽しさ、ドジもするけれど、最後はちゃんとマスオを立ててくれる。
マスオさんは、そんなサザエさんと一緒に居るからこそ、マスオさんでいられるのです。
カツオの代わりに波平の怒られ役を買って出てくれることもあります。そんなときもマスオは、
「まぁまぁお義父さん＾＾;」
と言ってフォローに入り、和やかな団欒の空気を演出することができるのです。

そんなサザエがもしもお嬢様だったら……

〜食事時〜
波「サザエの作る料理はいつも美味いのぉ」
フ「サザエちゃんは小さい頃からなんでも御上手でしたからね」
サ「やだパパママったら！マスオさん、あたしね、パパとママにはうんと長生きして欲しいんだ♪ウフフフフフ」
マ「ぁ、ああサザエ、そ、そうだね…！」

さぁて 来週のサザエさんは！

マスオ苦笑いが板につく
マスオ夜の付き合いが増える
マスオ休みの日に遠くを見つめる

の3本です！

・・来週はもう見たくありませんね。

もちろんサザエがお嬢様だからと言って、マスオとサザエの間に愛があることは変わりないでしょう。でも、マスオさんがマスオさんであるために重要なのは、波平・フネと、サザエとの関係性です。
サザエが、甘やかされたり、可愛い可愛いと言われたりして育ってきたなら、当然、波平の怒られ役にはなり得ませんから、上述したコミュニケーションの取り方も無理です。
それどころか、マスオとサザエの間に少しでも問題があると、全てマスオのせいにされたりすることもあるかもしれません。
 サザエ親子が、明るく楽しく本音を言い合える関係性。
それがあって初めて、マスオも家族の輪に入ることができるのです。

翻って現実世界。僕自身、この点は幸運でした。
奥さんはそれなりに明るく、楽しく、すぐに変なことを言う面白い人です。
ご両親とも友達のように仲が良く、なんでも言い合える関係だと思います。
あとはもう少し僕を立ててくれさえすれば完璧なんですが。。。

結婚相手の人柄と言うのは、当然「マスオさん状態」にならずとも重要ですが、もしそういう状態になった場合に
「真のマスオさん」へ近付くことができるか否か、
という点において、最も重要な指標だということです。

マスオさんをマスオさんたらしめる5つの要因

1.カツオの存在
2.タラオの存在
3.波平の仕事
4.タマの存在
5.サザエの人柄

以上、5つの奇跡が揃って初めて、「真のマスオさん状態」と呼ぶことができるのです。

もし身近に「なんちゃってマスオさん状態」の方がいたならば、、、

次会ったときには、普段より少し優しく接してあげてください。

ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
今後とも、unNaturalをよろしくお願いします。

※このノートはここで終わりです。
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