セフレから下剋上した話
こんにちは。
運命婚です。
好きで好きでたまらなかった人のセフレになった
どうしても手に入れたくて
その人の一番になりたくて
10年ほど腐れ縁を続けていた男がいます。
私の立ち位置はいわゆるセフレでした。
大切にされる存在ではなく、ぞんざいに扱える、性的に消費される対象だったよ、トホホ。
彼は会社の先輩でした。
といっても、同じ場所で働いていたわけではなく、数か月に1度、ほかの支店との合同会議的なものがあり、その後の飲み会で何度か話して惹かれていったのです。
ある日の飲み会後「うちくる?」と誘われ、お泊り。
わーい!と喜んだのはその晩だけでした。
翌朝、携帯を見た彼が
「今から彼女が来るから帰って」
と言い、私は彼の部屋から追い払われました。
(駅までは車で送ってくれた)
悲しくて悔しくて痛くて、駅のドトールでしばらく放心していました。
素敵な夜だと思ったのは私だけだったのか。あまりの落差にまじで動けなかったです。
正しい対処法は、この時点で、こんな扱いをした人を好きにならない、許さない、即サヨナラすることでした。
でも若くて純粋で経験値が低い私には無理でした。
こんな始まりだったのに、それでも私は彼のことが好き好き大好き!
彼に嫌われるのが怖くて、文句も満足に言えないチキンでした。
(文句を言ったり泣いたりするとウザがられるので、けっきょく黙る)
そして、なぁなぁの関係がずるずると続きます。
何回泣きながら彼の家から帰ったことか…
みじめで痛くてたまらなかった。
でも諦めたくなかった。
セフレ脱却したい!下剋上したい!
彼を見返してやりたくて、私と同じ気持ちを味合わせたくて、腐れ縁が続いていた10年の間にずいぶんと努力しました。
私のことを一番好きになって
と言わせるのが目標でした。爆
目指せ下剋上!!!
残念ながら結婚は叶いませんでしたが…
努力の結果、関係性がかなり改善しました。
どんな努力をしていたのか、ざっくり書き出してみます。
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その1、仕事で出世する(稼ぐ)
年収で人を見下してくるような人だったので、ちょうど個人事業主になった私は、稼いで稼いで稼ぎまくりました。
一時期別れていて、稼げるようになってから再会したところ、今までの格下扱いから、対等以上にみられるようになりました。
その2、外見を磨く
彼の本命彼女はすごく可愛い人だったので、服やメイクなどで垢抜ける努力をしました。
女性らしいラインの派手なワンピースやトレンドの服を着るようになったため、扱われ方がかなり変わりました。高嶺の花・美人扱い!!!
その3、相手を立てる
相手を認めたり、頼ったり、ほめたり感謝したり。日常生活の中で、他人からそういった言葉をもらえる機会って少ないんですよね。
たくさん与えてくれる人にまた会いたくなるので、意識して言葉にしていました。かなり、会話する時間や一緒にいる時間が増えました。
▼こちらの記事で詳しく書いています。
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女のレベルが上がることで
男としての自分のレベルも
上がるように感じるのでしょう。
それまではあまり言われなかった
等、甘い言葉を言われるようになり、雰囲気が甘くなりました。
これは、、、かなり、私の中で
/
下剋上!!!!
\
でした。
以前は、私のほうが追いかけるばかりで、ぞんざいに扱われていて、たまにけなされる勢いだったため、あまり、良い言葉をかけてもらえなかったんです。
(底辺扱いされすぎてるのに、今思えばどこが好きだったんだろう?)
下剋上後の彼の変化と復讐
彼の言動や態度が変わっていき
などなど、毎回言ってくれるようになりました。
「好き」と自発的に言ってくれるようになったときは、彼が帰った後、ひとりで喜びに打ち震えて泣きましたwww
この瞬間のために生きてきたと言っても過言ではないくらい努力していたので。
さらに。
一番最初に、関係が始まったときに「彼女が来るから」と、家を追い出された復讐をしました。
私の部屋での情事のあと、まったりした空気をぶった切って、ちゃきちゃきと服を着こみ
「仕事したいから早く帰ってくれる?」
と言い放ちました。
パンツ一丁でタバコを吸っていた彼は
「わかってるから少しゆっくりさせてよ」
と、自嘲気味に笑っていました。
チクリと胸が痛んだけど、かなりスッキリした!
(「この後出かけるから早く帰って?」も、別日に実行www)
意識して、そういうアッサリとした振る舞いや少し意地悪をしていた時ほど彼のほうが追いかけてきました。
追われる女になって、立場を逆転させて下剋上が完了。
達成感に満ち溢れました。
彼とのお付き合いの最後の2年くらいは、心地良い関係性が保てました。
彼を見返したくて、いろいろなことを頑張れた10年でした。
終わりに
私は、彼の本命になって、本気で彼から求められることを夢見ていました。
10年もの間、傷ついても傷ついて、、ポッキリと心をへし折られても、彼にしがみついていました。
しがみついてでも好きでいたかったし、その関係に支えられていたこともあったから。
と気が付いていながらも、見て見ぬふりをし続けていました。
追われる関係になり、立場的には下剋上出来たように感じましたが、それも彼の中では、恋愛ゲームをただ楽しむ感覚だったのかもしれません。
本当に心から愛し愛される関係には到達できませんでした。
ただ、この経験があったからこそ、今現在は、夫から大切にされていることを実感できます。
心の底から安心して、毎日幸せを更新し続けられるような『運命婚』にたどり着けたのは、私を大切にしてくれなかった彼のおかげ。
10年も付き合ってくれて、本当にありがとう。
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