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劇団アンリミテッド(仮)旗揚げ公演への道

劇団アンリミテッド(仮)新米広報のTです。前回は劇団の成り立ちをご紹介しましたが、その後の展開について書いていこうと思います。

2020年10月末のSNSでの劇団員募集からじわじわと手が挙がり始め、年末にキックオフミーティングがようやく行われました。ただ劇団を今やってみたい!という想いだけでつながったほぼ素人の参加者。

下は6歳から上は50代まで、仕事も、得意分野も、居住地もバラバラ。もともとの知り合いでもありません。
まず練習時間を決めるのにも、みんな生活がバラバラでなかなか時間が決まらない・・・💦
小学生もいることから、結果、休日の朝練ということに落ち着きました。

バラバラなチームをまとめるのは、「演劇を今したい」という想いだけですから、小さくてもマイルストーンになるゴールを決めようということで、公演についてみんなでディスカッションを重ねていきました。

なかなか落ち着かないコロナ感染拡大の中、全国津々浦々から集まった私たちにできることは、伝えること、演じることに一緒に取り組み、チームとしてのひとつの形をつくること。まずはオンライン公演を目指すことに。

そうしたら、今度は何を演じるのか?どんなストーリーを伝えたいのか決まらない。1月・2月は空回りが続き、何にがんばればよいのか、見えなくなる時期もありました。
そんな時に有志でインプロアカデミー講師の忍翔さんのインプロWSに参加しました

これが、「何、これ、めっっちゃ楽しい!」と小学生から大人まで感動のWSだったわけです。
主宰の石島小夏は直後にこう語っています。

人間&人間関係好きとしては、“すげー!!いろんなものが詰まっている❤️”と、マジで感動の嵐でした。
そして、それが面白楽しい『遊び』の中に隠れている♪♪
そう!!『遊び』の中に隠れている!!
これが、すごく大切なのだと思います。
ユーモアってさ、もうマジで人の心と人間関係に必要重要なものなのですよ!!たぶん!!
人は人と繋がらないと生きていけないし、創造活動ができなくても、人はやっぱり生き続けてはいけなくなる気がする。
自分を素直に本音で表現できないと、人との関係は築けない。
そして、その先に、自分の意図を抜いた空っぽな状態で、自分の色を残しつつ、自分の表現を素直に相手に受け渡す。
そうした中で人との関係は育まれていく。
そんなことを確信する時間。
心理的安全性とかアドラー心理学とかマインドフルネスとか、色々齧ったけど笑、インプロはシンプルに直球で人の心に入ってくる。
そんな感覚をワークショップで体験したのでした。  
(2021年3月4日 石島小夏SNS投稿より)

ここから私たちの演劇の扉が開きました。

その後、脚本探し、レッスンの方法を検討など目に見えない作業が進んでいきました。脚本探しは難航し、二転三転していく中で、みんなが演じたいものは何なのかを改めて考えさせられる機会となりました。

ようやく、4月半ばから、脚本とレッスンか本格的に開始しました。台本を読み込み、オンライン公演に合わせたストーリーに手を入れていきます。同時に配役が決まり、演技指導をプロから受け、どんどん役柄に入っていきます。さらに公演日をえいやーっと2021年6月27日に決めて、もう後戻りができない状態に。
演者のレッスンに気を取られていると、あれ?サイトもないSNSもない?どうやって公演するんだっけ??と普通なら用意周到に先に進めているはずの広報ツールを整備し始めたのもこの頃。劇団公式サイトは裏方IT班の迅速な対応でほどなくして立ち上がり、細かなアップデートが加えられてきました。

このnoteに至っては、開設されたのは6月10日でした・・・「遅すぎることなんてない、できる人ができることを今やるのみ!!」もともと、この劇団が立ち上がった背景から、引き寄せられたメンバーに何かしらの”勢い”という共通点を感じ、絆が生まれていきます。

裏方が駆け抜けたGW明けから6月・・・同時並行で演技練習も佳境に入りました。
レッスンではプロの先生から期待を込めた容赦ない突っ込みが。小学生も真剣にノートに突っ込まれたことをメモします。公演するからには、素人だからと言い訳はできません!!連日、隙間時間の自主練、グループでの夜練、小学生は家庭で両親相手に練習・・・
仕事をフルタイムでしているか、学校に通っているメンバーばかりです。限られた時間の中、本当に頑張っています。

初めは、軽い気持ちで選んだ配役だったかもしれません。しかし、練習が進んでいくにつれ、テキストだった脚本が、物語として生き生きと動き出していきます。演者も配役に気持ちがどんどん入って、脚本にはなかった新しい独自のキャラクターが生み出されていっています。

広報Tはそんな演者たちの様子を応援することしかできませんが、
演者たちは今自分が演じている役をどう思っているんだろう、とふと思いました。公演を見ていただく方にも、より楽しんでいただけるように、次回からは、今回の公演の登場人物と演者に迫ってみたいと思います!

乞うご期待ください!

公演情報:
公演まであと10日!!
https://gekidan-unlimited.studio.site/

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