見出し画像

ルーレット(当たったチップはそのまま)

ルーレットに複数のプレイヤーが参加している場合・・・
他のプレイヤーと同じ箇所に、賭ける事が、しばしば起こります。

赤・黒等の賭け場所は、結構広いので・・・
並列に賭ける事が出来ますが・・・

数字上に賭ける場合は、スペースがない為・・・
チップを重ねる事となります。

つまり、ピサの斜塔のように・・・
ちょっと不安定ながらも、上へ上へと重ねられるのです。
 

そうしますと、一番上に賭けたプレイヤーは・・・
自分のチップを、すぐに確認出来ますが・・・

下の方に賭けたプレイヤーの場合は・・・
塔の横から、自分のチップ色を確認しなければなりません。

もちろん、賭けた場所をすべて記憶している場合は・・・
何の問題もないのですが・・・

山勘や第六感で、適当にチップを賭けた場合は・・・
配当チップを手渡されて・・・
初めて、「当たり」を実感したりします。
 

そんなある日の事です。

私が、適当に数字の一点賭けに、チップをばら撒いておりますと・・・
それが、当たってたようでして・・・
35枚のチップが、ディーラーから運ばれて来ました。

「おっ、当たってたか」ってな、能天気ぶりで・・・
バベルの塔のように運ばれて来たチップを収納するのですが・・・

「適当に賭けると、玉の止まる瞬間の緊張感がないなぁ~」と思い・・・

今度は、数字の配列をよくみて・・・
「0」の周囲の数字5点にチップを賭ける事にしました。

頼む!0来てくれ!と・・・
手に汗、にぎりながら・・・
玉が止まるのを見守っておりますと・・・
 

「カランカラン、コロッ」、玉が止まりました。

残念ながら、「0」ではなく、「赤の7」でした。

「ちぇっ、はずれたか」と残念がっておりますと・・・

前回と同じように、バベルの塔が・・・
手元に運び込まれてくるではありませんか。

「あれれ」と思い、「赤7」の箇所を見てみると・・・
確かに、私のチップがあります。
 

・・・と、ここで気がついたのであります。
前回出た数字も「赤7」であった事を・・・

そう、前回賭けたチップを回収していなかった為・・・
今回も賭けが有効になっていたのでした。

それに気づいた私は・・・
その幸運の赤7チップを手に取り・・・

「働き者だねぇ~」と・・・
ねぎらいの言葉をかけてあげるのでありました。
 

ここで終われば、ハッピーエンドなのですが・・・
まだ、続きがありまして・・・

なっ、なっ、なんと!!
次回も「赤7」が出てしまったのであります!!

「がび~~~~ん」
そのまま、赤の7にチップを置いておけば良かった。とほほ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?