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ベルギーが生んだ異端者

残暑が厳しい中いかがお過ごしですか。

「平成最後の夏」はもうこりごり。
「平成最後の冬」はまだか!と筆者は待ちぼうけております。


さて今回の記事ですが...







ファッションブランド

「RAF SIMONS」

についてざっくらばんに記したいと思います。


昨今、RAF SIMONS(ラフ・シモンズ)はアーカイブのアイテムが何かと世間を騒がせております。(筆者もいくつかアーカイブ作品を所有しております。)
何が騒がれているのかというとその衣服品の「価値」について見直されているからなのです。
それはRAF SIMONSを筆頭に、HELMUT LANG、Martin Margiela、Number (n)ine、yohji yamamoto、ISSEY MIYAKE、COMME des GARÇONSなど国内外問わずブランドの年代物のアイテムがヴィンテージとはまた違った視点での価値を生み出しております。

RAF SIMONS (ラフ・シモンズ)
1968年1月12日生まれ
ベルギー出身

今ではすっかりトップデザイナーの1人として名前を挙げられる彼ですが、元々はファッションには全く無頓着だった人物だという事をご存知だろうか。元々はインテリアデザイナーだった彼は「アントワープの6人」の1人。ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクの元で働きながら次第にファッションへの興味を抱き始めます。そしてある1人のファッションデザイナーのショーを観て感銘を受けます。その時のデザイナーこそ、、、

Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)なのです。彼は一瞬にしてファッションの世界の虜になったのです。そしてすぐさま行動に出ます。

ウォルター、マルジェラを輩出した
アントワープ王立美術アカデミー

デザインは元々得意であった彼は独学で作ったいくつかの服を何着か手に学校の門を叩きます。しかし当時の学科長に「あなたがここで学ぶことはないわ」と入学を断られはしたものの独立支援を約束され、1995年自分の名を冠した「RAF SIMONS」が産ぶ声をあげたのです。

ラフ・シモンズがデザインする服は実にアーティスティックな物が多い。彼は後のインタビューで「自身の興味がファッションよりもアートの世界の方に広い」と答えています。

RAF SIMONSが現代のファッションシーンに与えた影響はとてつもなく大きい。それは今見直されている「価値」にも大いに表れている。

そしてRAF SIMONSを語る上で欠かせない「コレクションピース」があるのだが、やはりそれはブランドの主張でもある「コート」だと筆者は思う。毎年、彼自身がインスパイアされたカルチャーをそのままデザインに落とし込み「これぞアート」と言わんばかりの仕上がりにしてくるのは見事としか言いようがない。



探してる人間も多数いらっしゃる(筆者もその1人である。)コート。古ければ古いほど、ほぼ市場に出回る事がほとんどないが、いざ市場に出回ると、、、(定価ってなんなんだろう。)と呟かずにはいられないであろう。是非一度その目で確認をして頂きたい。

ラフシモンズは自身のブランドの他にJIL SANDER、Christian Diorを渡り歩き、そして現在はCalvin Kleinのデザインも兼任しておりこれからの動向にも目が離せない人物であることに間違いはない。

Y.

#RAFSIMONS #Fashion

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