2020/05/06(水)
パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ
話題になっているという、京大 藤原准教授の「パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ」を読んだ。
冒頭の文章なんか、自分もまさにその傾向を持つ人間のひとり。
人間という頭でっかちな動物は、目の前の輪郭のはっきりした危機よりも、遠くの輪郭のぼやけた希望にすがりたくなる癖がある。だから、自分はきっとウイルスに感染しない、自分はそれによって死なない、職場や学校は閉鎖しない、あの国の致死率はこの国ではありえない、と多くの人たちが楽観しがちである。私もまた、その傾向を持つ人間のひとりである。
数ヶ月外出自粛していれば、そのうち収束するだろうというのは甘い考えなんだろうな。
今回の新型コロナウィルスと似ている点が多いという、スペイン風邪のことを少し調べてみよう。
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