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小さな店のこと

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接客、仕入れ、販売・・ ひとりで雑貨屋を運営してみて
運営しているクリエイター

#アンジュール

《雑貨屋ひとりごと》ネットショップの商品説明は自分の言葉で。

「うつわの質感」「持った感覚」「使い心地」・・ 画像ではわからないことを文章で伝えることは難しい。 難しいけど、自分なりの感覚で「素敵なのー」を表現する。 撫でてみたり裏返してみたり、その商品と向き合って、拙くても自分の言葉で表現すれば、伝わるひとには伝わるもんだと思う。 以前某オークションサイトにうちでも扱っている作家さんのお皿が出品されていて、その商品説明にうちのが使われていたことがあった。 完全コピー。自分なりの表現だから間違いない。 なんとも不愉快。 って愚痴

《雑貨屋ひとりごと》【天職だと感じた瞬間】真夜中の発送作業

雑貨屋をやりたいなんて考えたこともなかった。 「いつか喫茶店をやりたい」とは思っていたから、家を建てて一角でカフェをはじめたのは自分の中では自然なことだった。でも・・ まさか雑貨屋になるなんて。 カフェを開いてみたものの、お客さんは来ない。 暇な時間を使ってネットショップを立ち上げたのは2004年2月。 当時はネットショップが少なかったから、人気作家さんのうつわは売れた。 数ヶ月に1回、人気作家さんの商品が入ったときは、メールマガジンで事前に予告した上で夜9時に販売ス

《個人店》店の立ち位置が変わったよねってはなし。

SNSで誰もが発信できるようになった。 発信が得意な作り手はフォロワーがどんどん増えて人気作家に。 デジタルが得意な作り手は通販サイトも作り 接客が得意な作り手は自ら販売もする。 あれ? 店は必要なくない? 作家もののうつわを中心とした雑貨屋アンジュールの店主さやかです。 5~6年くらい前から感じていたことが、ここ数年顕著に。 流れが変わった店は、作り手が作ったものを「卸し価格」で仕入れて 発信・集客・接客をして販売する。それが店の役割。 だったのに。 「自分でやる