【NO.582】 ちょうど1年前

今からちょうど1年前に、私は仕事を辞めた。

警備員として働いていた私を、その日をただ我慢するだけの私を、何も見いだそうとせずにボーッと寿命を待つ私を辞めたのである。

今思えば、あのとき辞めておいて本当に良かった。

警備会社や現場がブラックだったわけではない。

むしろ健全な場所だった。

ただ、私はストレスだった。

他人と関わること、どんなにファインプレーをしても給料が変わらないこと、私がやりたいことが自由にできないこと・・・。

ストレスの原因を挙げれば切りがないかもしれない。

もう一般的な社会復帰はできないことを覚悟するのにもある程度時間がかかったものの、今はもう怖くはない。

ちょうど1年前と同じような、清々しさがある。


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