『食戟のソーマ』に見る、初めてやる仕事の学び方

 先日、『食戟のソーマ 弐ノ皿』というアニメを見ていました。すると、これって初めて見る仕事ややったことのない仕事の学び方に応用できるのではないかと思いました。そこで、気が付いたところを記しておこうと思います。

 『食戟のソーマ』は、実家の定食屋を手伝っていた幸平創真(ゆきひらそうま)が、卒業到達率10%以下の遠月茶寮料理學園という料理学校に入り、数々の仲間たちと出会いながら、成長していくストーリーです。

 その主人公である創真が、スタジエールという職業体験を1週間やります。中学校であるような、易しい職業体験ではなく、実質的には先輩から技を盗んで、自らが成長しなければ、合格しないという設定なのです。合格の基準は、目に見える実績を残すことなので、とても厳しいのです。

 そのような状況の中で、フランス料理の店で、スタジエールをやるところでの話です。創真は、フランス料理にそこまで精通していません。なので、新しいことを学んでいくわけですが、料理の世界で、誰も最初から教えてくれることはありません。

 そこで、店の掃除や下ごしらえを、先輩たちが来る前に済ませて、空いた時間で、わからない部分を聞いていたのでした。それを聞いた時に、こういう方法で自ら学びたいことを学んでいくのも一つの方法だと感じました。

 会社などであれば、非効率的かもしれません。もはや最初からどんどん教えた方が、結果的に会社のためになります。しかしながら、本当に学びたいことであれば、自分が学べるように、自分で工夫して考えた方が、得なのです。

 そう考えると、やはり自分のやっていきたい仕事、長く続けていきたい仕事、という視点で仕事を選んでいくと、こういう方法も参考になるのではないかと感じました。

 自分で先回りして、準備としたうえで、聞きたいことを聞く。特に、相手が自分に教えると将来的にライバルになるような世界では、教えてもらいにくい部分もあると思います。それでも、こうして工夫していけば、教える方にも教えたいと感じてもらいやすいのも事実です。

 どの仕事でも、誰かの仕事のやり方をまねるというのは、よくある方法の一つです。それを上手く活用して、どれくらい未知の領域を自分の領域へ広げていけるかが重要になってきます。自分の領域を広げていける人であれば、将来の変化にも対応できるし、その領域において、なくてはならない人になることもできるのです。

 

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