田んぼ、水

令和六年八月一日の事
えらいめにあった
溜め池、水が無い、否一応ある、底溜である、此では用をなさい

用水路に水流す役、溜め池の水門の管理交代でする
昼間見た時まあ水路そこそこ水流れていたのでまさかと
その当番、昨日引き継いで、
引き継簿見てなかった

夜中〇時過ぎか、小用の後(あと)何気に見て吃驚
一番底一歩手前の水門が開けてあると書いてある
吃驚、驚天動地、即軽トラ出して見に行く
水殆ど無い
即開いている水門閉鎖、
そして、上の池の水門開ける、水路溢れない程度に目一杯開けて
下の池に水流す

思い返せば引き継ぎの時、なんかおかしかった、
なにがどうとは具体的に説明できないが
引き継ぎ簿渡してさっと帰ってしまった
数年前に親父さん亡くなって会社勤めしながら
米農家やっている、まあ右も左も分からんやろなあ

引き継ぎの時に
引き継ぎ簿見なかった
聞かなかったこっちも手抜かりちゃっあ手抜かり

昼過ぎには一応流せるくらいまで水貯まって
一安心

世代交代が旨くいってない
伝承が旨くいっていない
池や川の水管理、用水路の水管理
此、その時その時で違ってくるので正解がない
経験積むしかない、場数踏むしかない、それの伝承
我々の世代は親父の頭の中に有った経験則、
一応受け継いでいる
それが途切れている、完全に家出てしまっていたり
同居していても、手伝うのは休日の田植えに稲刈りだけ、
後(あと)のことはやってない
まあやれないわ、昨今の月給取りには
軸足も何もかも完全に勤め先に行ってるし、置かないと勤めに障る
昔のようにのんびり2足の草鞋履いては出来ない

勢い水門の開け閉めだけになってしまう
酷い奴はそれもしない、
したように引き継ぎ簿書いてつぎに廻す

それと、耕作引き受ける他所の農業法人と個人
此がくせ者、此奴ら無茶苦茶する、
水田の水口開けて水入れるのは良いが、
放(ほ)ったらかし、落ち口からドンドン水出ている
更に水路の縁、上端近くまでの板入れて堰き止めるので
此奴らがやっている水田の下(しも)に水が回らなくなってしまう
即引き抜くけどね

まあ、何かとおかしな腹立たしい事多々ある
農と非農が混ざり合って仕舞っているので


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