あいかわ ゆき著『日本の神様の物語~縄文時代の指導者たち』(仮題) より抜粋

画像1 それにしても、この人里はなれたところにひっそりと立つヌナカワ姫のすがたは、神秘のベールにつつまれたシラユリのような美しさです。  オホナムチさまは、ヌナカワ姫のひとみにすいよせられるようにいいました。 「わたくしのつまになってくださいますか」  ヌナカワ姫はおどろいて、オホナムチさまを見つめました。  すっとせすじののびた、たのもしいおすがたで、真剣なひとみを向けてくださるオホナムチさまは、なんとりりしいのでしょう。  ヌナカワ姫は、胸の高鳴りをおさえながらこたえました。 「ありがとうございます」
画像2 *あいかわゆき さん との コラボ企画* (あいかわゆきさんの愛の溢れる文章に、””マルちゃん””こと丸山恭平が””をしてアート””の挿絵を担当します。)

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