あいかわ ゆき著『日本の神様の物語～縄文時代の指導者たち』(仮題) より抜粋
オホナムチさまが、タケコさまを愛おしげに見つめました。 「過去を変えることはできません。けれど、これからわたしたちが、喜びの多い日々を送ることによって、しあわせな思い出を増やしていきませんか」 タケコさまは、こくんとうなずきました。 「太陽は、こうしてわたしたちを暖かくつつみこんだ後、また、あなたのお父さまのお国にある海から、のぼってくるのです」 「はい。お日さまは、海からのぼるものだとばかり思っておりました」 「そうでしょうね。ですが、海も浜辺も、橘の色でいっぱいになる国も、そうわるくないと・・・・
＊あいかわゆき さん との コラボ企画＊ （あいかわゆきさんの愛の溢れる文章に、””マルちゃん””こと丸山恭平が””をしてアート””の挿絵を担当します。）この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？