あいかわ ゆき著『日本の神様の物語~縄文時代の指導者たち』(仮題) より抜粋

画像1 イサナミさまは、そうおっしゃると、八人のシコメ(醜い女性)に、イサナギさまを追わせました。  剣をふりふり逃げまどいながら、イサナギさまは、エビカズラの実(ぶどうの一種)や竹ぐしを投げつけましたが、シコメは、気にもとめません。なかには、竹ぐしをかみ砕いているシコメまでいます。 「なんと、恐ろしい」  イサナギさまは、そばにあった桃の木に隠れ、「これでどうだ!」とばかりに、やわらかな桃の実を投げつけました。  すると、美しい女性を思わせる桃にシコメはたじろぎ、ようやく退散していきましたとさ。
画像2 *あいかわゆき さん との コラボ企画* (あいかわゆきさんの愛の溢れる文章に、””マルちゃん””こと丸山恭平が””をしてアート””の挿絵を担当します。)

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