僕とあなたは、
どうしてこんなことになってしまったんだろうなんて、思うことこそが傲慢で。
あの頃の僕とあなたは確かに同じ場所にいた。
それなのに僕の世界は充実していて、あなたの世界は昏く澱んでいるように見える。
僕は僕で嫌なことはあるし、あなたはあなたで楽しいこともあると思う。
でも圧倒的にあなたの方が嫌なことが溢れていそうだ。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
どうしてみんながみんな幸せになれないんだろう。
最初に書いたように、僕の方からこんな言葉を出してしまうこと自体傲慢さの極地であることは理解しているけれど、それでもわからない。
あの頃のあなたは輝いていて、未来に溢れていて、なんなら僕よりも熱中できるものもあったはずで。
それこそあなたは僕の憧れの対象でもあった。
なりふり構わず僕もあなたも頑張ったはずなのに、どうして「今」という結果にここまでの差が出てしまったんだろう。
そこに一体なんの違いがあったというんだろう。
だからといって僕は別にあなたを救うことはできない。
無条件に養えるほどの財力は持ち合わせていないし、多分あなたもそれを望まないだろうから。
だからこそ、これはただ単純な自己満足。
できればあなたに届いて欲しくない言葉の羅列。
酷く醜くて身勝手な感情の起伏。
ただ本当に、どうしてなんだろうという気持ちでいっぱいで、どうしようもなくて。
何もしてあげられないのに勝手にどうにかしてあげればなんて思ってしまう、圧倒的に傲慢で身勝手な自分。
自覚はあるよ。
それこそ当たり前のようにね。
夜はやっぱり、早く寝るに限る。
おやすみなさい。
#独白 #夜
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