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「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」のこと

この映画とアイカツ!がより一層盛り上がることを願って。
サンマルクカフェのイチゴバナナスムージー、美味しかったです。


鑑賞1回目、本当に寂しくてなんとか全部が夢オチにならないかなとまで思っていました。
直談判のダイジェスト、片付けられた寮の部屋、セリフも無くあおいちゃんはロスに旅立ってしまい、卒業ライブを心待ちにしていた私は1人取り残された気分で。
髪を切ったあおいちゃんも、カチューシャを外したいちごちゃんも、リボンの無いユリカ様も、10年変わらずいてくれたみんなが突然知らない大人になってしまったことが受け入れられませんでした。中学生から見守ってきたみんなが「スポーツカーで出勤」「温泉で日本酒」「スパにハマってる」ってあまりにも大人すぎない!?

スターライト学園という架空の世界にいたみんなが、鍋を囲んでお酒を飲んで、帰りはタクシー呼んであって……
あまりにも“現実”すぎる中でもみんなは未来への約束に向かってひたむきに努力し続けています。
同じような世界で生きているのに、私は何をしてきたの?
目的もなく入った会社で、辞めたいと言いながら転職活動もしない、子供部屋おばさんの私……。
“現実”から逃げるように“アイカツ!の世界”を応援していた私は、大人を自覚してまっすぐ仕事をするアイドルの眩しさに苦しくなってしまいました。

それでもみんなの根幹はスターライト学園で過ごした日々でした。
大人になったみんなが何故そこまで眩しく進めるのか、それは語りきれない思い出を少しずつ振り返りながら、あの頃の彼女たちに背中を押してもらっているから。あの頃の彼女たちが想像できないような未来を進んでみたいから。その道のりを私たちは見守ってきました。見守りながら同時に、色んな勇気をもらっていました。そうだ、10年間そうやって、ここまできた……。

みんなを応援していること、どうしたって寂しいこと、今日まで生きてきたこと、ソレイユは全てを肯定して包み込んでくれました。
またいつか彼女たちに会える日まで、なんとか自分らしく頑張ってみたい。
その先でまたアイカツ!に会えるよね、と信じていける……そういう希望を持てるだけで、この映画を観る前よりも良い明日が来るのです。


10年、日数にして3650日。

公開前に理論上は3日ちょいでアニメを見れる!というネット記事を見ましたが、アイカツ!に初めて出会い3日で完走した人がいたとして、アイカツ!と歩んできた時間はおよそ1200倍になるわけです。

そりゃ、こんなに寂しくもなるよね!?
幸せな気持ちもいっぱいあるけど、その分寂しくなっても仕方ないんですよね。全部の感情が10年分積み上がっているんです。私の人生の10年間は、アイカツ!がそばにいて、作り上げてくれました。
まさか10年後、オタクの誇張無しで1200倍という値を使う日がくるとは思ってなかったでしょう。

あの日、アイカツに出会ってくれた私、本当に偉かったね!ありがとう!

そう思える、そんな幸せをくれたアイカツ!が大好きです。
これまでもこれからもよろしくね。

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