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ヨハネの黙示録~第七の天使がラッパを吹くブローチ


天使のアクセサリーやオブジェに、ラッパを吹いている姿がよくモチーフとして使われているのを見た事がある人が多いと思います。天使とラッパ・・・どういう関係があるのでしょうか? 実はそこには、非常に恐ろしい関係があったのです!!

「ヨハネの黙示録」とは

黙示録とは、新約聖書最後の書であり、ヨハネに伝えられたイエス・キリストの啓示としての未来世界の幻視を中核とする物語です。バビロンの陥落,キリストの再臨,サタンの敗北,最後の審判,新しい天と地との出現を預言し,希望を固くし苦しみを克服するように説いています。
そしてその中には、第七の封印が解かれる時、七人の天使のラッパと共に人類が滅びるとされる様子が語られています。
天使のラッパについては、黙示録第八章から綴られ、その後さらに恐ろしい「七つの鉢」についての話へと続いていきます。


<七人の天使のラッパ> ~未来の世界に起こる大災害を啓示~


●第一の天使がラッパを吹くと、雹と火が降って来て世界を焼き尽くす。

【第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が 焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。】

(これは何のことでしょう?核戦争かな?)


●第二の天使がラッパを吹くと、海の生き物が死に絶える。

【第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一 は血となり、海の中に造られた生き物の三分の一は死に、船の三分の一が壊されてしまった。】

(火の燃えさかっている大きな山のようなもの、とは噴火した火山のマグマが海に流れ出る様子でしょうか?)


●第三の天使がラッパを吹くと、湖と川に大災害が起こる。

【第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源 との上に落ちた。 この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。】

(松明のように燃えている大きな星・・・隕石のことでしょうか? 水質汚染の事も書かれているようです?)


●第四の天使がラッパを吹くと、太陽と月が暗くなる。

【第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。】

(こりゃ核の冬のことかな?それとも二酸化炭素の増大⇒地球の温室効果と雲量の増大⇒太陽光の減少のこと?)


●第五の天使がラッパを吹くと、世界中で大飢饉が起こる。

【第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。(中略)その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。(中略)これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、また、そのか
みの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。(後略)

(これは、古代ではイナゴの発生に苦しんでいた事から、イナゴは大飢饉を象徴していると思うのですが・・・。しかし、イナゴが人間のような顔をしている、とはいったい何のことなんでしょうか?)


●第六の天使がラッパを吹くと、四人の死の天使が2億の殺人騎士軍団を引き連れてやって来る。

【第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。騎兵隊の数は二億であった。(後略)

(四人の使徒とは、黙示録第六章で記載されている七つの封印に出てくる「死の四大騎士」のことではないようです)


●第七のラッパは、神の怒りの鉢をもった七人の御使いを呼ぶ。

七つのラッパで、ほぼ人類は滅亡すると思うんですが、さらに七つの鉢(=神の怒りが満たされた器)から流された七つの災害が人類を襲います。これでもか、ってぐらいで、もういい加減にしてくれよと思いますよね。
ちなみに、七つの鉢では、獣の刻印(”666”の印)を持つものに酷いできものができたり(皮膚病?腫瘍?)、大地震が起きたりすることが載っています。


では、なぜ、そんな悲惨なお話と通じる「天使のラッパ」が、アクセサリーやオブジェのモチーフとして使われるのでしょうか。
それは、実は、第七の天使のラッパは、キリストの再臨と、世界が神とキリストの国となる事を啓示しているからだと思われます。

【(前略)またわたしは、火のまじったガラスの海のようなものを見た。そして、このガラスの海のそばに、獣とその像とその名の数字とにうち勝った人々が、神の立琴を手にして立っているのを見た。彼らは、神の僕モーゼの歌と小羊の歌とを歌って言った、「全能者にして主なる神よ。あなたのみわざは、大いなる、また驚くべきものであります。万民の王よ、あなたの道は正しく、かつ真実であります。(後略)】

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