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2022.3.4 JFLライブを経ての所感「アーティストとして心を渡す」

セトリなどはほとんど含まれません、あくまで個人の所感です。そして長いですw BE:FIRST単推しの方は非推奨、BMSG箱推しの方と議論したい内容です。

【アーティストとして心を渡すとは】
SKY-HIがオーディションでもことあるごとに伝えていたこの言葉。わかった気になっていたけれど、それをTHEFIRSTFINAL、八面六臂、今回のJFLで自分なりに答え合わせができたので、綴ろうと思います。

私はBMSG箱推しを自認していて、トレーニーも含めて本当にかけ値なく誰もを「応援したい」と思っています。これまでもさまざまなアーティストを「応援」してきました。彼ら彼女らの頑張る姿、成長する姿に何度も感動と元気をもらい、活力にしていました。それは心を明るくワクワクさせてくれるものでした。特にBE:FIRSTのリュウヘイとジュノンが最推しで、彼らとお揃いの服を買ったりオーディション時の映像を繰り返し見たりTwitterで絵師さんのファンアートや面白いフォロワーさんの呟きを見ながらキャッキャと楽しんでました。

しかし、私はSKY-HIと出会ってしまいました。「アーティストから気持ちを受け取った」 と感じたのは彼が生まれて初めてでした。

ファイナル冒頭のTO THEFIRST、初めてSKY-HIの生パフォーマンスを見た時に、ガツンと殴られたような衝撃を受けるとともに、涙が出て胸が苦しくてどうにかなりそうでした。その後の怒涛のTHEFIRST再現、そこから生まれたアーティストたち、そして待ちに待ったBE:FIRSTの圧巻のパフォーマンスはどれも素晴らしいものでした(とくにGifted.は本当によかった)が、最初のSKY-HIの苦しくなるような気持ちにはならず、涙よりも次何が起こるんだろうというウキウキの方が勝っていました。

それは、SKY-HIのオーディションにかける思いがわかるから、そしてとうとうファイナルなのだという感慨深さがその違いを産んだのだと思っていました。

そして八面六臂。これはもう本当にすごかった。会場の最後尾だったのにも関わらず、ビシビシに気迫と想いが伝わってきて倒れそうになりました。命と魂を削って音楽のちからで本気で世界を今よりもちょっと良くしようと思っている、そしてそのちょっと良い世界に新旧、深い浅い問わずファン全員を連れてってやるというメッセージがダイレクトに身体に刻み込まれていきます。本気を受け止めるには、受け止める側にも覚悟と自分の軸が必要です。感動するとともにめちゃくちゃ精神的に疲れました。応援する、されるという関係ではなく、この場を同じ気持ちで共有したという感覚に近いものでした。

すっかりSKY-HIにやられてしまった私は、過去のライブ配信、八面六臂の配信、ベストCDの購入などを見漁り、聴き漁りました。それはどれも素晴らしいものでしたが、生のSKY-HIとは全く違うものでした。そう、気持ちを渡してもらうあの体験がないので、同じ曲なのに、特にCDとライブとでは心の動き方が違う。ああ、ファイナルで感じた、SKY-HIにだけ感じたあの不思議な気持ちの正体はここにあったのかと気付きました。
そして、ファイナルでSKY-HIの次に気持ちを届けてくれたなと感じた、存在が気になるなと思ったNovel Coreのことがどんどん気になってきました。あくまでファイナルではゲスト的な登場だった彼のメッセージはどんなものなのだろう。

Novel Coreのバースデーライブ配信を見て、アーティストとしての存在感、パフォーマンス、歌、ラップが素晴らしかったのはもちろん、配信でありながら彼の「いっぱい嫌なこととかあるけど、努力が報われないこともあるけど、生きていこうぜ」というメッセージが伝わってきて、仕事で上からも下からも責められてげんなりしていた心を立て直すのに、自然にライブ配信をおかわりするようになりました。どなたかがTwitterで、SKY-HIは世界の愛し方を、Novel Coreは自分の愛し方を教えてくれると呟いていて、まさにそれ!と首がもげるほど共感しました。

いつの間にかNovel Coreの生い立ち、経歴、過去作品を見漁り、聴きあさり、配信で気になったPERIOD.という曲を繰り返し聴き、インスタライブに参加し、CORE HOUSEに入居し、これ以上推しを増やしたら自分の心が持たないなという怖さを感じながらも、理性では止められない状況でした。

そして3/4、JFL当日。SKY-HIのオープニングパフォーマンスからAile The Shota、118からのNovel Coreのステージが始まりました。配信で見た以上に、ステージに現れた途端にすごい存在感、うまく表現できないのですが、隣にいた強火BESTY母(ジュノン推し)が、後で「スパイダーマンみたいに一人一人の心に糸をつなげていた、自分も正直BE:FIRSTとSKY-HI目当てで来たからNovel Coreにはそんなに期待をしていなかったのに、気づいたら夢中でハンズアップしていた」と言うように、一対一でつながっているような、会場のどこにいても関係ない、私とNovel Coreが確かに存在していました。

裏切られたり理不尽だったり、悔しい思いもたくさんしてきたはずなのに、水晶のような目で真っ直ぐ私たちを見つめ、また生きて会うって約束してくれって言われた時に不覚にも号泣してしまいました。その後THANKS,ALL MY TEARSを「浴びた」ことで心はぐしゃぐしゃです。もしPERIOD.を歌われていたら気絶してました。危なかった。

基本的に我ながらカラッとした性格で、死にたいと思ったこともないしそんなコアくんみたいな理不尽な経験とかもなく、周りの人間にも恵まれて幸せに生きてきた私ですらこんなにつかまれてしまうのだから、辛いところを歯を食いしばって生きている人にとってはどれほどのことか。

その後SKY-HI再登場で、もっとポップで万人ウケする持ち曲もあるのにゴリゴリのラップで怒涛の攻撃。ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが飛び交う中、平和な世の中を作るために自分が、音楽が出来ることをどうやって届けようかという強い想いが伝わってきて、2月の八面六臂とはまた違った迫力がありました。そしてアイリスライト。高い音や大サビを歌い上げるのではなく、ピアノ(小さい音量)でここまで強く声と想いを会場に行き渡らせることができるのかと驚きました。母はここで号泣。

TO THE FIRSTはファイナルの時以上に何かが降りてきていました。ひらりひらりとステージを舞いながら魂を飛ばす姿を、どこかで見たことあるような気がすると思ったら、竈門炭治郎の父親が雪の中で舞うヒノカミ神楽のようでした。アーティストとして最も脂が乗っている今、BMSGの所属アーティストに見本を見せるかのように、本物とはこういうことなんだと言わんばかりの遠慮のない全力。脱帽です。

満を辞してBE:FIRST登場。ここからはいつものわーきゃーした気持ちでめちゃくちゃ楽しみました。

心配していたリュウヘイの調子も良さそうでパフォーマンス爆イケ、パフォーマンスの間はぴょんぴょん跳ねながらニコニコ手を振っていました。
ジュノンは一人貴族のような佇まいでひらりと手を挙げると客席から手を振りかえすウェーブが起こっていました。
マナトは声がマイクに乗っていて私の最推し曲であるGifted.はやっぱりマナトのもんだなぁと感心しました。
シュントは高音も低音も自由自在で歌上手!ってなったのと、パフォーマンスも狙ってずらした感じを上手に使っていました。
リョウキは相変わらずパンチがあるのと目力があるのでふと顔がこちらを向いた時の刺さり具合がハンパないですね。あと純粋に歌上手い。マナトとリョウキがどんな時でもブレないクオリティの歌で下支えしているなと思いました(ジュノンももちろんですが上ぶれ幅がすごいwww変わらないパフォーマンスを維持すると言う意味ではこの二人という意味です)。
レオがByeGoodByeで歌い出しなの感動しました。声もしっかりマイクに入っていて良きです。ファイナルファンタジーのヴァンそっくりな極小のお顔も健在でした。
ソウタも歌上手くなってましたね。ラップももちろんカッコよくて好きなんですが私はソウタの声はもっと歌唱で聴きたいなと思いました。
わーきゃー楽しんで、Brave Generation、後半リミックスでedhiii boi、SKY-HI、Novel Core、Aile The Shotaが加わって新しいリリックとメロディーが足されてもう超豪華フルコースの後にもう一回盛り合わせ丼出てきたみたいな(例えが下手すぎ)事態に思考停止状態でした。

控えめに言ってJFL神回。いや、BMSGのライブは全てが神回。BE:FIRST単推しの方にとっては、曲数と時間が少ないなって思われたかもしれません。でもBE:FIRSTはまだスタートしたばかり。アーティストとして気持ちを渡す力はまだまだこれから磨いていくのだと思います。

帰り道、私は怖くなりました。前から怖かったんです、SKY-HIに出会った時から。でもNovel Coreにも出会ってしまった。怖いです。これ以上気持ちを渡されたら、気持ちを持っていかれたらこれまでと同じ人生を歩めなくなってしまうかもしれない。

でも、怖くても進め。ですよね、日高さん。

こちらはBE:FIRSTでわーきゃーする妄想です。
フォロワーさんの診断結果からドラマを書いてみましたのでよかったら見てみてください。

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