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2022.6.3Novel Core 1stワンマンライブ所感「ライブを創るということ」 

※セトリやゲストの詳細などは他の方のレポートを参照してくださいw

平日かつ20時からという、遠征組にはなかなか辛い設定のライブ、応募するのも一瞬躊躇いましたが、その前の全国ツアーで地元や地元近くの会場に軒並み外れ、「近くに来てくれたからと言って会えるとは限らない」ことを思い知り、えいやぁで応募したところ運良く当選し、もろもろを無理くり調整して1人参加してきました。…調整しきれてないかも。

生バンドだよ、すごいライブになるよとCORE HOUSEでもNovel Coreが言っていましたので、期待値はパンパンに膨らんでました。その一方で、前週の日曜日に行われたMTVライブマッチでは、アーティストとして申し分のないパフォーマンスだったものの、少し心細げで、観客をスパイダーマンのように一人ひとり鷲掴みにしていく迫力が(いつもよりは)感じられず、大丈夫かなと心配していたのですが、そんな過保護な心配は全くの杞憂に終わりました。

CD音源の曲をそのまま歌ったのはほぼ無かったのではないでしょうか?生バンドのイントロやビートのデザイン、曲のつなぎ、一曲まるまる歌わずに同じドラムのリズムから別の曲へ乗り換えて、映像と照明をリンクさせ、彼の生み出してきたこれまでの音楽を一回スクラップして再構築したような、「この曲はこんな楽しみ方もできるんだぜ」と見せてくれているような、まさにこのライブでしか味わえない音楽を浴びせられました。

オープニングからエンドロールまで、まさに彼がいう通り一本の映画。エンドロールは決して短くなかったのですがOUTER全員総立ちで手拍子していました。豪華なゲストも、唐突に出てくるのではなく、Novel Coreという傷つきながらも人との出会いのなかで成長してきた1人の青年の物語を彩る存在として、さっと出てきてあっさり退場。豪華ゲストを呼んだら、やっぱり思い出話とか、少し時間をとりたくなるじゃないですか。そういうダサい時間が本当になかったのは見事でした。

SKY-HIの八面六臂を初めて見た時も、ものすごくびっくりしたんですが、ライブ=みんなの好きな曲を生で演奏するよ、はい、次はこの曲だよ ではなく、SKY-HIやNovel Coreにとってのライブとは、自分の曲を材料にして新しい料理を創る、物凄くクリエイティブな仕事なんだと改めて感心しました。
これはすごく魂を削られるし、それこそその曲のことを好きな人たちに期待以上のものを返せるかどうかと思ったら、夜も眠れないくらいのプレッシャーだったと思います。

SKY-HIは長年蓄積した「型」みたいなものがあると思いますがNovel Coreは今回が初陣。私たちの想像以上の産みの苦しみがあったのでしょう。語りの長さや、もう少し洗練されてくるとより良くなりそうな余地も残されていて、明日、来月、来年のNovel Coreがますます楽しみになりました。

泣くかなーと思ってたし、実際2曲目で照明が明るくなった瞬間と、EVEから PERIOD.への流れと、ラストの曲で号泣でしたが、最後の号泣は感動に浸って泣くというよりも、「この空間から帰りたくないな」という気持ちが大きかったように思います。

このライブに来るまで、おこがましいけどNovel Coreのことを守ってあげたいと思っていました。でも彼は、一緒に大きくなっていこうぜってメッセージをくれました。スタッフはもちろんOUTERも含めて自分の一部だと。

チームNovel Coreの一員として恥ずかしくないよう、今日より明日、来月、来年の自分をより良くできるようにしたいなと思いながら、豚タン塩レモンとビールを飲む夜更けです。←ダイエットと節酒は明日から…

Novel Coreが気になった人、好きな人はこちらに私が初めてNovel Coreに沼った時の記事がありますのでどうぞ↓

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