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うろ覚えで書く、影分身バシャーモバトン構築(ポケモンウルトラサンムーン)

 うにやまです。お久しぶりです。この間の教職課程noteの末尾に分身バシャーモバトンのお話を書くかも、と冗談で書いたんですが、「対戦初心者にも分かるように書いて欲しい」というムチャブリを一名の方から頂いたのでホントに書いてみます。前回のnoteとのギャップが著しいですね。

 ポケモンにはネット対戦機能があり、その中のレーティングバトル(最新のソード・シールドでは「ランクマッチ」)では自分がどのぐらい強いのか、というのが「レート」という数値で表示されます。一戦もしていない状態だと1500のこのレートを上げていくのがネット対戦の究極の目標になるわけですが、私のレート2000を(3年前に)突破したシングルバトルの構築を自慢しちゃうよ!というのが今回の記事の趣旨です。このレート、100上がるごとに偏差値換算で9くらい上昇するらしいのですが、私のレートはいつも1500前後で、この構築を採用して初めて2000達成したので偏差値で言うと50から95まで一気に45上昇したことになります。ポケモン版ビリギャルですね。
(参考: https://www.haradapokemon.com/entry/2019/07/05/191740 ) 

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0. そもそもレーティングバトルとは

※※※レートの仕組みなんて知ってるので早くバシャーモ出して、って人は次章まで進んでください※※※

 ポケモンのネット対戦に興味のない方(はここまで読まないだろうと言うツッコミは無視して)にも分かりやすく説明すると、レーティングバトルには使える道具・ポケモン・レベルの制限があり、要は「レベル100のミュウツーで無双するぞ〜」みたいな行動はできなくなっています。あと、当然ながら相手も勝ちに来る人間なので、フシギバナ一体で全滅する岩タイプのジムリーダーみたいな対戦相手に出会うことは稀です(たまに一種の「縛りプレイ」みたいな感じで、〇〇タイプ統一、みたいなことをやる人はいます)。この制限から、ネット対戦で使われるポケモンは割と似通ってくる傾向にあり、そんなポケモンを6匹集めた「パーティ」(ちなみに、せっかく6匹揃えても試合に出せるのはレーティングバトルでは3匹です)の構築の考え方としては主に3種類あると私は考えていて(攻略wikiにも書いてあって)、

0.1 対面構築
「こちらの1体目で相手の一体目を倒す
→出てきた相手の二体目でこちらの1体目が倒される
→こっちの2体目が相手の二体目を倒す
→相手の三体目がこっちの2体目を倒す
→こっちの3体目が相手の三体目を倒す
→Easy Win」
のような流れを目指すやり方。

0.2 サイクル構築
「こっちのヒコザルで相手のナエトル'に攻撃する
→相手はナエトル'をポッチャマ'に交換する
→ポッチャマ'には不利なのでこっちはヒコザルをナエトルに交換する
(中略)
→色々あって相手のポッチャマ'が倒れたので天敵がいなくなったこっちのヒコザルが大暴れする
→Easy Win」
のように、有利なポケモンに交換していくことで勝利を目指すやり方。

0.3 積み構築
「こっちの1体目が相手の一体目をパワーダウンさせる(例:おきみやげ)
→相手の一体目がこっちの1体目を倒す
→こっちの2体目が、パワーダウンした相手の一体目の前でパワーアップする(例:つるぎのまい)
→パワーアップしたこっちの2体目が、相手の一体目、二体目、三体目を倒す
→Easy Win」
のように、「起点作り」のポケモンと「積み技エース」のポケモンで役割分担して、勝利を目指すやり方。

があります。
https://gameranbu.jp/pokemonkentate/db6c213de427bea339a9#chapter-3
私は「こっちのエースで3体倒せると気持ちいい」「各ポケモンやることが大体決まっているので上手い人の真似をするのが容易」という理由で、積み構築を愛用していました。(が、あんまり勝てていませんでした。)

※※※こっから先バシャーモが出てきます※※※

1. 対戦初心者の私が3ヶ月でレートを500上げて世界トップ100にランクインした話

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 ここから良くある構築記事になります。でも3DS引っ張り出すのがめんどくさいので結構なところがうろ覚えです。すいません。ビリギャルの正式名称(学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話)の知名度が高くないんでパロディとして微妙ですね...

 コンセプトとしては
「ラティオスでおきみやげ→バシャーモで影分身+加速→キノガッサにバトンタッチして攻撃を避けながら相手を眠らせてEasy Win」
の、積み構築の亜種でした。無からこの構築を考えついたわけではなく、私がレート2000を達成する2年も前に先駆者がいて
(参考: https://pokomonn.hatenablog.com/entry/2017/07/18/185449 )
正直ほぼパクリみたいな構築でしたが、私なりにちょっと工夫した感じです。

ラティオス@きあいのタスキ ふゆう 臆病HSd
おきみやげ/でんじは/ひかりのかべ/ほえる
役割:おきみやげでバシャーモがかげぶんしんを使う隙を作る

 ほぼ初手置き土産。電磁波打てそうなタイミングでも基本的に置き土産を打った方がいいことが多かった(外しとかラムのみ持ちとかが怖い。あとキノガッサで眠らせられなくなるのも考えるとまひを撒きたくない場合もある)。ひかりのかべはめいそう持ちカプ・レヒレに対して強引に分身を積む隙を作れて便利だった。この人がゲッコウガの悪の波導で怯んだり冷凍ビームで凍ったりすると何も出来ずに負けるパーティなのは内緒。持ち物は正直なんでも良かったんだけど、急所を引いて落ちると何もできないのでタスキ。電磁波ほぼ外さなくなる広角レンズとか、ラムのみとかもいいと思う。

バシャーモ@マゴのみ 加速 臆病HSbd
かげぶんしん/みがわり/バトンタッチ/ほえる
役割:回避と素早さを上昇させてキノガッサにバトンタッチをする
 確か素早さを加速1回で最速ゲッコウガ抜き(抜き?)ぐらいまで落として、防御と特防に振り分けると身代わりがミミッキュのかげうち確定耐え&ゲッコウガの水手裏剣一発を高乱数耐えになっていい感じになった。置き土産で攻撃と特攻がダウンした相手の前で身代わりして影分身してバトンタッチ。影分身を積むと大体(いれば)カバルドンが出てくるので、吹き飛ばしを食らう前に先手で吠えて逆に相手を交換させる。耐久に振るとなかなか硬いので、欲張って影分身を沢山積んでも割となんとかなる。挑発を受けても3ターン居座ってわるあがきしつつ強引にバトンしたことも。

キノガッサ@どくどくだま ポイズンヒール 意地っ張りAS
きのこのほうし/タネマシンガン/つるぎのまい/みがわり
役割:回避と素早さ上昇の恩恵を受けて、相手を三体眠らせてから倒す

 ものすんごく強い。「必中の催眠技を先手でぶちこんでいくくせに自分は攻撃をよけながらモリモリ回復する」って言えば強さが伝わるんじゃないでしょうか。あと、このポケモン素早さ上昇との相性がとてもいいので、ラティオスが凍ったりバシャーモが急所被弾したりお相手が確率の壁突破して攻撃を当て続けたりして「素早さ上昇しかバトン出来ませんでした」って局面でも眠らせてタネマシンガンで一人でゴリゴリ突破していったりする、イケメン。バトンガッサの積み技には剣舞派とビルドアップ派の2派閥があるらしいですが、ビルドを積む暇がある局面だと剣舞でも大体勝てるので、吹き飛ばそうと出てくるカバルドンを迅速に倒せる剣の舞の方が強い、と思う。一度鉄壁エアームドとのpp合戦になって大変なことになった。

デンジュモク@クサZ ビーストブースト 控えめCSd
10まんボルト/エナジーボール/ほたるび/みがわり
役割:キノガッサが無理そうな場合の代役、相手を超火力で倒す
 キノガッサが無理そうな相手(つららばりで身代わり貫通してくるパルシェンとか、むしのさざめきで貫通してくるウルガモスとか)の場合に選出するポケモン。元構築だとエナジーボールのとこにめざめるパワー(氷)だったけど厳選がめんどくさかったので割愛。アイテムも色々迷走して、最終的に吹き飛ばそうと出てくるカバルドンを一撃で倒すための(この流れさっきも見ましたね)クサZになった。我ながらいいチョイスだったと思う。キノガッサが割と無理が利くポケモンなのに対して、このポケモンは綺麗にバトンタッチを決めないと活躍しない。迷ったらキノガッサを出すようにすると勝率が安定すると思う。何かdisる感じになったけど、場面を選べば大活躍してくれたポケモン(そもそもキノガッサを選出できない時点でこっちが不利だしね)。

ハッサム@モンスターボール テクニシャン 適当
はかいこうせん/なにか/なにか/なにか
パルシェン@ラブラブボール シェルアーマー 適当
だいばくはつ/なにか/なにか/なにか
役割:選出画面でにらみつけて相手の呪いミミッキュ選出を抑制する
 大体こういうギミック戦術はそれがうまく行かない場合用の「裏選出」を用意するものなのですが、今回のパーティでちょっと対戦したところ
「呪いミミッキュを相手に出されると結構厳しい」「逆に呪いミミッキュさえ出されなければ相当勝率が高い」「色々取っ替え引っ替えした裏選出ポケモンがほとんどベンチウォーマー」「今から新たに2体育成するのが面倒臭い」
という様々な要因が重なり、どうせベンチウォーマーなら呪いミミッキュに相性が良さげなポケモンを並べておけば良いのでは、という発想に行きつきました。ミミッキュにタイプ相性が良く、とんぼ返りで呪いを回避できる(はずの)ハッサム、ばけのかわを貫通する氷柱針持ちで、物理耐久お化け(なはず)のパルシェンが良さそうだ、ということでGTS(ネット交換)で手に入れた彼らを適当にパーティに突っ込んだところ、呪いミミッキュがほとんど出てこなくなり、あれよあれよという間にレート2000が達成できました。一試合も使いませんでしたが、ほぼ丸パクリのこの構築のオリジナリティー要素であり、彼らが今回の構築の陰のMVPであることは間違いありません。ポケモン版「働きアリの法則」とでも言えるのではないのでしょうか。

2. この構築、ソードシールドで使えますか?

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 ものすごい素早さから身代わりをすり抜けて攻撃できるドラゴンが出てきたり、3ターンの間攻撃が必中になるダイマックスが出てきたり、活躍するのは難しそうです。大体バシャーモ影分身もバトンタッチも没収されてますし。分身バトンのような陰湿な戦法はやめて、ダイマックスするパリピになりなさい、というゲームフリーク(ポケモンの開発元)の強い意志を感じます。

 いかがでしたか。分身バトンの今後の巻き返しにも期待ですね。次回があるとすれば、真面目にこの4年間で読んだ本の振り返りとか、カルボナーラの作り方とか、予備自衛官補(技能)の試験内容とか書いていきたいと思います。


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