二重切開に至るまで

わたしはもともと一重でした。一重でも気にならず、現実を受け入れてた時期もありますが、やはり美人の方は、芸能人もみんな二重。母親は、二重で、それを受け継いだ妹は二重です。一方で、父親は一重、いや、奥二重なのか。やはり、アイシャドウが映えるのも、アイラインが映えるのも二重。アイプチ、アイテープ、二重になるグッズも試したが、全く効果がなかった。そのアイプチの作られた二重をみて、家族は、’’整形に失敗した顔だよ””と言ってきた。転機が来たのは、大学4年生。内定が決まって、時間ができた。顔のシミやほくろが気になって、近所の美容皮膚科に行ってから、顔を治す安堵を得た。それから、まず、向かったのは、湘南美容外科。大学生の当時のわたしにはお金がなかったので、5万円ぐらいで、埋没を始めてした。後に、後悔することになる。二重幅は、バレないように奥二重にしてもらった。ダウンタイムがあり、友人にはバレたが、ナイトボーテで奥二重になったと伝えた。少しだけ、顔に自信が持てた。その後味を占めたように、整形について検索するようになった。そして、夜の仕事も始めた。それは、スナック、ガールズバー、キャバクラ。その影響もあって、もっと幅が広い二重が欲しくなって、医療ローンを組んで、手術台に横たわった私がいた。