真空ジェシカと漫才ダイナミズム

M-1グランプリ2021の感想。
真空ジェシカがすごく面白かった。一つ一つのボケにセンスがあり手数も多く、大きい笑いもある。もう1本見たい!と強く思った。

気になった事を書く。前半のボケの10日副市長の大城、2ヶ月会計の知念、5秒秘書の比嘉、あのテンポの中、沖縄の苗字は気にならなかったので、ツッコミと同じテンションになれなかった。(これらの苗字が沖縄に多いことは知識としてはある。)

ネタの動機が1日市長を体験することで勉強になると思ってやりたい。という漠然としたもので、やりたい度としては熱量が低いし、1日市長自体が何をするものかがわからない。(1日署長とかも制服を着て防犯を呼びかけるくらいのイメージ。)なのでツッコミ側にストーリーを進めるモチベーションがない。
その為、ボケが能動的になものになる。 
「ボケ自らがお題(シチュエーション)を用意した大喜利の連続」になっている。と思った。

ボケに翻弄されるツッコミという漫才を狙ってやっているのかもしれないが漫才ダイナミズムとしては少し弱い印象を受けた。

漫才ダイナミズムとは私の造語で意味としては爆発力と同じ。イメージとしては漫才師両者による「reアクション」の相乗効果による、うねりみたいなもの。

偉そうに書いたが真空ジェシカ大好き。
人に見られる事を気にしながら自分に正直に書く事で自分の考えを整理したかった。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?