リアクション芸人としてのダウンタウン

ダウンタウンはリアクション芸人だ。
リアクションというと熱湯風呂の「熱い熱い！」や鼻ザリガニの「痛い痛い」が思い浮かぶがトークこそリアクション芸だ。

昔あったガキ使のトークコーナー。
ハガキを読む浜ちゃんに対しての松ちゃんのボケ、それに対しての浜ちゃんのツッコミ。オチまでの過程のやりとりは、すごくスリリングなリアクションのやりとり。

ダウンタウンDXで大御所がトークに詰まって黙った時に2人で同時にずっこける感じ。誰かが場をしらけさせた時の浜ちゃんの睨む表情や松ちゃんの笑いに変える一言。全てリアクション芸だ。

ダウンタウンの笑いに対する感度の良さ。
観客が共感する表情や態度をとっている。芸として少し大袈裟に。そして、ボケの一言は観客が思うものより１つも２つも飛躍したものを放っている。

というかテレビ芸は全てリアクション芸と言える。
反応と感度だ。
何か言われた時の返し、何か起こった時の反応。
全部リアクションだ。
それが豊かな人が面白い。

つまらなそうに舞台に出てきて、何も喋らない態度をとっているのをダウンタウン病とか言っていたが、実はダウンタウンは昔からよく笑うし、リアクションがいい。